ワイン上手: 深く味わう人へのアドヴァイス (新潮選書)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106005688

作品紹介・あらすじ

ワインは「憶えてから楽しむものではなく、楽しんでから憶えるもの」です。本書では、すでにワインを自分流に楽しむことを知っている方々のために、もう少し憶えていただくともっと楽しくなることをお伝えします。ワインのことをより深く知るためにはテイスティング能力を磨く必要がありますが、その前に、まず自然環境や栽培や醸造について理解するところから話を始めました。

感想・レビュー・書評

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  • 少しワインを楽しめそうだ。

  • 『ワイン生活』より一歩深くワインを味わうための知識が詰まった本。
    ワインは勉強するものではなく、まず楽しむものという著者のスタンスは変わらない。
    本書内でも、重要なのはなぜそのワインがその色、香り、味を持ったのか、自分で謎を解こうとすることだと述べられている。
    結局は、自分の目と鼻と舌で味わって、そして自分自身のアタマで考えること。
    これまで何に対しても意識してきたこと(意識しようとしてきたこと)だけに、その一節を読んだときには、
    自分がやってきたことがワインともつながったような気がして、嬉しかった。

    全体を通してテキスト調になっていて、Q&A形式だった『ワイン生活』よりも、
    流れに沿ってワインを教えてもらっている気分になれた。
    豆知識な要素も多く、何度読んでも学ぶところがありそう。
    それだけワインの世界は奥が深いということだな

  • 95年に世界一になった田崎真也さんの本。ワインだけでなくコーヒーやウィスキーにも精通され、カジュアルに読める本も多く出していらっしゃいますが、こちらは完ッ璧にプロ(マニア)仕様。
    「美味しいワインをスーパーで見つけたい」「ワインのちょっとした豆知識を増やしたい」というライトな入り口にこの本を選ぶのはオススメできません(笑)

    とはいえ、ワインと本当に向き合うためには欠かせない一冊です。なぜ亜硫酸を添加するのか、フレンチオークとアメリカンオークの違い、ソムリエ試験用の暗記で覚えたことの「なぜ?」に答えてくれる良本です。私自身きっと何度も読み返すと思います。

  • あらかじめある程度知識がある人向け。本格的に勉強したい人は、勉強の合間に読むことをお勧めする。作り手目線で書かれているため土地とワインの関係や製法の意味を捉えることができる。知識詰め込みに陥りがちな勉強を少しでも楽しくしてくれるハズ。

  • ワインは、もっとゆっくり楽しみながら飲もうと思いました。今まで、ぐいぐい飲み過ぎてましたね。2007/11/11

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著者プロフィール

1958年、東京都生まれ。1995年、第8回世界最優秀ソムリエコンクールで日本人として初めて優勝、世界一の座につく。以降、ソムリエとしてのみならず、ワインを含む酒類と食全般にフィールドを広げて活躍。99年、フランス農事功労章シュヴァリエ受章。2011年、黄綬褒章受章。現在、国際ソムリエ協会会長を務める。ワインだけではなく、日本酒や焼酎にも造詣が深く、『ワイン生活』(新潮社)、『本格焼酎を愉しむ』(光文社)などの著書がある。

「2016年 『No.1ソムリエが語る、新しい日本酒の味わい方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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