33pandaさんの感想
2021年5月7日
「沈黙」、「女の一生〈1部〉」、「女の一生〈2部〉」を読んでこの本の存在を知った。 長崎には以前行ったことがあり、遠藤周作さんの本を読んでから行けば有り難みも違ったなと思ったけど、全く行ったことがない場所よりは興味を持ったり想像したりしやすくて、ところどころGoogleマップで大まかな場所を確認しながら読んだ。 P102『いいえ。あなたは少しも汚れていません。なぜならあなたが他の男たちに体を与えたとしても…それは一人の人のためだったのですもの。その時のあなたの悲しみと、辛さとが…すべてを清らかにしたのです。あなたは少しも汚れていません。あなたはわたくしの子と同じように愛のためにこの世に生まれてきたのですもの』 ↑ 1回読んだ文章だけど、病院の待合室で読みながらまた泣きそうになった。
みぃしゃんさんの感想
2006年11月4日
もう一度長崎に行きたくなりました
1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。 「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」