とんぼの本 古伊万里 磁器のパラダイス

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106021947

作品紹介・あらすじ

白い肌に染付の青の美しさ。赤、黄、緑で埋め尽くされた色絵の見事なこと。日本ではじめて肥前有田で焼かれた磁器、伊万里は、スタイルも文様も多種多様。奥が深くて、幅広い。やきもの好きをうならせる博物館級の名品から、日常使いに楽しめる身近な器まで。伊万里の魅力を知る(歴史)、見る(鑑賞)、使う(実用)ために、格好の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 泉山陶石の発見に始まった有田焼。初期伊万里成立の背景とその発展の軌跡を辿りながら、透けるように美しい白肌を愛でる。初期伊万里、古九谷、鍋島、柿右衛門、金襴手・・・発展の過程でそれぞれに違う表情を作ってきた。歴史は焼き物好きの我儘放題の注文に懸命に応える過程でもある。これが陶芸史上最大の奇跡を生じたらしめた。賑やかな所に流行が生まれる。流行には勢いがあり強烈な突破力がある。有田の殷賑が目に浮かぶ。

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“あの人が買う本”で登場。
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/highlight/23.html

    3年前に八代亜紀さんとお話していたことがきっかけとなり、備前焼をご夫婦で習っているとう江口さん。
    「陶芸は、土を触っている時間というのは無になれますし、悩んでいる時や疲れたな~という時もすごく心が落ち着く時間ですね」(江口ともみさん)



    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/teaser.php

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著者プロフィール

1950年生まれ。古美術評論・随筆家。成城大学大学院博士課程(国文学)終了。著書に『風の男・白洲次郎』『骨董屋という仕事』など、編著に『白洲正子「ほんもの」の生活』『別冊太陽 青山二郎の眼』など多数。

「2015年 『かそけきもの 白洲正子エッセイ集<祈り>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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