- Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106021985
作品紹介・あらすじ
ローマほど心躍る街はない!おなじみのコロッセオやフォロ・ロマーノ、カラカッラ浴場に加え、世紀を超えた発掘によって次々に出土する新たな遺構-。古代ローマ文化が息づく歴史都市は新発見の驚異にも満ち溢れている。最新の考古学・歴史学の知見を盛り込んだ待望の改訂版。
感想・レビュー・書評
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以前ローマを旅した時は日本語の一般的なガイドブックしか持っておらず、各遺跡にある建物がどのような機能・意味を持ったものであったのか、市内のどこに誰のゆかりの史跡があるのか、ごく大雑把にしか分からないまま旅を終えてしまった。
改めてきちんとローマを旅行したく、古代ローマの足跡を訪ねる為のまっとうなガイド本を探していた時に、この本を図書館で発見。
詳細なだけでなく、よい本なので、図書館返却後本屋で購入する予定 (古本もあるが、このような本を書いてくださった著者に印税分が入るように新本を買いたい)。
この本は最初1998年の初版が、2009年に情報アップデートされて再販になったもので、その間の11年間に行われた発掘調査の成果が書かれている。もし可能であれば、2020年頃にまた最新版を出していただきたい。
また、巻末に古代ローマを扱った映画について紹介されている項目もあるが、内容や時代考証がよろしくないもの、史実に忠実または史実を無視したものははっきりそう書いてくださっているので、実際に自分が映画を見る時の参考になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今頃は、イタリアにいるはずだった。近いうちに行きたい。昨日、上司と飲みに行ったときに、イタリア旅行に行けなかったことを話した。日本全体も心配な上に、海外に行っている間に家族に何かあったらという不安から、今すぐ海外に出る踏ん切りがつかないんだけれども。
・・・しかし、行ってみたい。
日本が、弥生土器を作っている時代に、頑丈な建築物、彫刻群やモザイクの床などの装飾・・・みればみるほどスゴイ。そして、遺跡の周りにある近代化しすぎない街並みに、思いを馳せてしまうのです。
とはいっても、実は、塩野さんのローマ人の物語を読んでいるにもかかわらず、皇帝の名前と時代がしっかりリンクしていないんですよね。旅行前に、もっと勉強しろってことかな、と思いつつ本を閉じました。 -
ご夫婦の著作~フォロ・ロマーノ:パランティーノ:カンピドリオ:フォリ・インペリアーニ:コロッセオ:コンスタンティヌスの凱旋門:カラカッラの浴場:カンポ・マルツィオ:旧ティベリス港界隈:テルミニ駅を起点として:旧アッピア街道:古代オスティア:ハドリアヌス帝の別荘~ローマに行く時には持っていたい本だな。でも,ものすっごく難しくて,住んでいる人だって知らないことばかり