リ・アルティジャーニ :ルネサンス画家職人伝 (とんぼの本)

  • 新潮社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106023019

作品紹介・あらすじ

ルネサンス文化の繁栄を支えたのは、“職人”としての絵師だった! 舞台は15世紀半ばのイタリア。当時、まだ「職人(アルティジャーニ)」という立場で腕をふるっていた画家たち―――ボッティチェリ、レオナルド、アントネッロらの青春時代から老境までを美麗に活写する。フィレンツェのアカデミア美術学院で学んだヤマザキマリが、その体験を十二分に活かして描く初の本格オールカラー漫画!

感想・レビュー・書評

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  • ヤマザキマリさんの漫画見たくて。あまり詳しくない私だったが、この時代「職人」であった彼らの表現への思いが伝わってきた。『楽園追放』のマザッチョと幾何学模様を描くウッチェロの話やメッシーナの微笑など印象的。特別対談も良い。

  • 「リ・アルティジャーニ―ルネサンス画家職人伝―」 - Mari Yamazaki
    https://yamazakimari.com/works/artigiani20220630/

    ヤマザキマリが描くルネサンス画家の群像劇が単行本化、初の本格オールカラー - コミックナタリー
    https://natalie.mu/comic/news/483677

    ヤマザキマリ 『リ・アルティジャーニ―ルネサンス画家職人伝―』 | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/book/602301/?tnb220708

  • 開けてビックリ!
    実際の人物をモデルに描いたオールカラー漫画だから。
    ヤマザキマリさんはもちろん、
    (同工房?)とり・みきさんの背景がまた素晴らしい。

    盛期ルネサンス、つまり三巨匠の時代になると、
    画家たちは、陰で社会を支える「アルティジャーニ(職人)」ではなく、芸術家として扱われるようになっていきます。
    この物語はその前まで、ということになります。

    フィレンツェのボッティチェリ、レオナルドダヴィンチ、
    ナポリのアントネッロ・ダ・メッシーナ
    ヴェネツィアのジョヴァンニ・ベッリーニを中心に活写。

    そしてヤマザキマリさんには、まだまだいろいろな仕事をしていただきたいと思いました。
    うっとりする良い本でした!

  • ルネサンス期の画家達を、ヤマザキマリがフルカラーの漫画で描いた一冊。
    ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、メッシーナ等の修行時代から巨匠となるまでを追いかける、ドキュメンタリーチックな物語。
    劇画チックだけども優しいタッチの人物と、超リアルな背景がストーリーを盛り上げる。背景は、とり・みき氏が担当してるという豪華ぶり。
    コミックスよりも一回り大きな判型なのも見応えがあり嬉しい。

  • 画家の見分けがつかなくて。。。
    服か帽子に名札をつけて欲しい

  • 今の世で芸術家と呼ばれる巨匠達の職人として修行していた頃のお話しを現代の芸術家が画いた色かたちの美しい本。情熱を感じた!

  • ふむ

  • 知の総量はいつの時代も同じ、という村上春樹さんの言葉を思い出す。とりみきさんの背景画が素晴らしい。

  • ・ウッチェロの聖母子像を検索。マザッチョなら大笑いするわ、これ。笑った。

    ・美術に詳しい家族が「教科書みたい」

    ・リッピがキュートに描かれてて嬉しい

    ・油絵の衝撃を考える。この頃か

    ・とり・みきが背景画担当。著者名併記でなかったので、読んでからびっくりした

  • 理解力の無い私に問題あるのか?で、結局よくわからない。

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著者プロフィール

1967年東京生まれ。漫画家。14歳でドイツとフランスに一人旅へ。17歳でフィレンツェの美術学校入学。1994年、一人息子デルスを出産。1996年、漫画家デビュー。帰国し、北海道大学などイタリア語の講師を務めつつ、北海道の放送局でイタリア料理の紹介や旅行のレポーター、ラジオパーソナリティなどを務める。2002年、14歳下のイタリア人ベッピと結婚。エジプト、シリアと日本を往復しながらの生活が続くが、2004年に日本での仕事を整理し、リスボンに家族三人で住むことになる。主な著書に『テルマエ・ロマエ』『モーレツ! イタリア家族』『世界の果てでも漫画描き』『地球恋愛』『ルミとマヤとその周辺』など多数。現在シカゴ在住。

「2012年 『ヤマザキマリのリスボン日記──テルマエは一日にして成らず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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