リーダーシップ: 胆力と大局観 (新潮新書 441)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104411

作品紹介・あらすじ

強いリーダーシップの不在が叫ばれて久しい。それは、目先の議論にばかり惑わされ、リーダーシップの本質を考えることを避けてきたツケに他ならない。では、いまリーダーにとって真に必要な能力とは何か。吉田松陰の歴史的思考法なのか、山口多聞のような危機に積極策をとる胆力なのか、リンカーンのような戦略的思考に基づく大局観なのか…。国家と国民を守るために必要な覚悟を説く、歴史家からの警世。

感想・レビュー・書評

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  • リーダーシップの本質とは?

    →リーダーに必要なのは、
    1.総合力、つまり全体を見通す力、大局観
    2.胆力、何があっても動じない強い平常心
    3.人身掌握力、人をうまく使う能力であり適材適所で人材育成を活用する

  • リーダーとして自ら高めるには歴史から学ぶという姿勢が大事。加えて自分の行動に活かさなければ意味がない。
    もっと歴史を学ばなければと痛感した。

  • 「一度負けたりとて、気を屈すること士の器量といわんや」(後藤又兵衛)

  • 為政者としてのリーダーシップについて、歴史上の偉人のトピックと東日本大震災を契機とした日本の民主党政権を比較しながら説明している。その時代によってケースは異なると思うが、筆者がいうように必要な素質は同じであることが分かる

  • 明暦大火で将軍を江戸城にとどめて、緊急体制を迅速に敷いた保科正之。
    外交に正道を貫けと説いた西郷隆盛。
    歴史上の様々なリーダーに比して、民主党政権を率いた鳩山、菅をあげつらう。
    二人がダメなのはよくわかった。

  • 山内先生は一体どうしてしまったんだろう?という感想がまず出てくる。
    民主党政権の体たらくに対する怒りだけで書きなぐったという感じ。中東政治研究家として留まってくれんだろうか。床屋政談を出版しなくても。

  • 汚い悪口が多く読みづらい、単なる理想論かしら

  • 高杉先生よりいただいた宝物
    でも難しすぎた
    歴史を勉強しないと!

  • 文字通りリーダーとは何かを解いた一冊。

    歴史の色んな実例を引用して書いてるので、著者の豊富な知識は理解できる反面、全体としてまとまりがなく散漫な印層が。

  • 国家のリーダーのあり方を過去のリーダーより学ぶ。単なる経営論、ビジネスリーダー本にあらず。ところどころに、民主党政権のリーダーシップのなさを批判する箇所あり。

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著者プロフィール

一九四七(昭和二二)年札幌に生まれる。
現在、東京大学大学院総合文化研究科教授、学術博士。中東調査会理事。
最新著書として、『岩波イスラーム辞典』(共編著、岩波書店)、『歴史の作法』(文春新書)、『帝国と国民』(岩波書店)、『歴史のなかのイラク戦争』(NTT出版)など。

「2004年 『イラク戦争データブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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