さよなら自己責任 ――生きづらさの処方箋 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
3.83
  • (3)
  • (13)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 97
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106107924

作品紹介・あらすじ

いいかげん、誰かを責めるの、やめません? そもそも、成功は努力の結果なのか? そもそも、なろうとして人は幸福になれるのか? 相互監視と同調圧力が増すばかりの現代社会――肩の力を抜くための12の思考法!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 中身は 細かい章立てがされていて
    自己責任だけではなく
    縦横無尽に先生の経験と考えが書かれているなと
    哲学ほど 小難しくなく 自己啓発ほど単純じゃない感じ
    面白い章 面白くない章があって
    これは 私の好みの問題で
    全般的には 難しい内容を判りやすく書いてくれてると思う

  • 昔、受験生だった頃、西先生の授業を受けており、著者の名前を見て懐かしく感じて本を取った。
    読んでいて最も印象に残ったのは、読書する理由は楽しいから、という点。
    もちろん、他にも大切なこと、新しい気づきはあったが、このふわっとした感じなのに、正鵠を得ている感じが、強烈に響いた。
    本を読んでいると、何かを得よう、まとめよう、って本来の目的を見失うこともあるけれど、そこは立ち止まることも必要なんだろう。
    明確なゴールを決めるのではなく、ふわっとした目的、本を読むことの楽しさを持って、これからも読書を趣味にしていきたいと思った。

  • 「laugh at」が増えてしまって、見苦しいくらいのテレビ。それが不寛容さにつながっているようにしか思えない。

    他人を笑いのタネにすると、今度は自分にそれが返ってくる、そんな時代。「laugh with」になることができるのだろうか。

  • 世の中、言葉と身体、生き方についての自説をいろんな引用からまとめた本。

  • 大学受験時代に教わった先生の著書。
    ビルゲイツ氏のように、興味がある分野以外の雑誌記事に目を通そうと思った。
    また、一日のどこかでデジタルデトックスの時間を設け、本に接する時間を増やしたい。

  • 参考文献のまとめ的な印象もあるが、学習の章は納得させられる部分が多かった。

  • 【版元】
    シリーズ名 新潮新書
    装幀 新潮社装幀室/デザイン
    初出 小説新潮
    判型 新書
    頁数 223ページ
    ISBN 978-4-10-610792-4
    C-CODE 0210
    整理番号 792
    ジャンル 倫理学・道徳、倫理学・道徳
    定価 821円

    ◆誰かを責めるのやめません? 相互監視と同調圧力が増すばかりの現代社会を生き抜く12の問答。
     そもそも、成功は努力の結果なのか? そもそも、「マトモな人」ばかりの世の中は素晴らしいのか? そもそも、ぼくたちの居場所はどこにあるのか? そもそも、生きることとは――? 博覧強記と論理の鮮やかさ、思考の深さで20万人を超す学生たちを虜にしてきたカリスマ予備校講師の著者が答える12の「そもそも」。相互監視と同調圧力が増すばかりの“生きづらい”現代社会で、肩の力を抜いて生きられる思考法がここに。
    https://www.shinchosha.co.jp/sp/book/610792/

    【目次】
    はじめに(西きょうじ) [003-007]
    目次 [009-011]


    I 世の中について考える
    第1章 そもそも、成功は努力の結果なのか? 015
    第2章 そもそも、「マトモな人」ばかりの世の中は素晴らしいのか? 031
    第3章 そもそも、ぼくたちの居場所はどこにあるのか? 043
    第4章 そもそも、宗教はぼくたちに何をしてくれるのか? 057 

    II 言葉と身体について考える
    第5章 そもそも、AI時代に英語を学ぶ必要はあるのか? 073
    第6章 そもそも、本から得られるものなんてあるのか? 095
    第7章 そもそも、音声のイメージは世界共通なのか? 115
    第8章 そもそも、心は存在しているのか? 127

    III 生き方について考える 
    第9章 そもそも、ぼくたちはあの震災を本当に知っているのか? 141
    第10章 そもそも、人は能動的であり得るのか? 153
    第11章 そもそも、なろうと思って幸福になれるのか?  173
    第12章 そもそも、生きることは学び続けることなのだ 193

    おわりに(二〇一八年一一月 西きょうじ) [215-217]
    主要参考文献 [218-223]

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

63年東京都生まれ。京都大学経済学部入学後、英文学科卒業。劇団青年座研究所に入所し東京に転居後、87年代々木ゼミナール講師となり実力派人気講師として2014年まで活躍、のべ20万人を超える生徒を指導。予備校講師の枠を超えて上梓した『踊らされるな、自ら踊れ』(講談社)が話題を集める。『ポレポレ英文読解プロセス50』は超ロングセラー。

「2015年 『越境へ。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西きょうじの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×