- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106107924
作品紹介・あらすじ
いいかげん、誰かを責めるの、やめません? そもそも、成功は努力の結果なのか? そもそも、なろうとして人は幸福になれるのか? 相互監視と同調圧力が増すばかりの現代社会――肩の力を抜くための12の思考法!
感想・レビュー・書評
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中身は 細かい章立てがされていて
自己責任だけではなく
縦横無尽に先生の経験と考えが書かれているなと
哲学ほど 小難しくなく 自己啓発ほど単純じゃない感じ
面白い章 面白くない章があって
これは 私の好みの問題で
全般的には 難しい内容を判りやすく書いてくれてると思う詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昔、受験生だった頃、西先生の授業を受けており、著者の名前を見て懐かしく感じて本を取った。
読んでいて最も印象に残ったのは、読書する理由は楽しいから、という点。
もちろん、他にも大切なこと、新しい気づきはあったが、このふわっとした感じなのに、正鵠を得ている感じが、強烈に響いた。
本を読んでいると、何かを得よう、まとめよう、って本来の目的を見失うこともあるけれど、そこは立ち止まることも必要なんだろう。
明確なゴールを決めるのではなく、ふわっとした目的、本を読むことの楽しさを持って、これからも読書を趣味にしていきたいと思った。 -
「laugh at」が増えてしまって、見苦しいくらいのテレビ。それが不寛容さにつながっているようにしか思えない。
他人を笑いのタネにすると、今度は自分にそれが返ってくる、そんな時代。「laugh with」になることができるのだろうか。 -
世の中、言葉と身体、生き方についての自説をいろんな引用からまとめた本。
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大学受験時代に教わった先生の著書。
ビルゲイツ氏のように、興味がある分野以外の雑誌記事に目を通そうと思った。
また、一日のどこかでデジタルデトックスの時間を設け、本に接する時間を増やしたい。 -
参考文献のまとめ的な印象もあるが、学習の章は納得させられる部分が多かった。
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【版元】
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
初出 小説新潮
判型 新書
頁数 223ページ
ISBN 978-4-10-610792-4
C-CODE 0210
整理番号 792
ジャンル 倫理学・道徳、倫理学・道徳
定価 821円
◆誰かを責めるのやめません? 相互監視と同調圧力が増すばかりの現代社会を生き抜く12の問答。
そもそも、成功は努力の結果なのか? そもそも、「マトモな人」ばかりの世の中は素晴らしいのか? そもそも、ぼくたちの居場所はどこにあるのか? そもそも、生きることとは――? 博覧強記と論理の鮮やかさ、思考の深さで20万人を超す学生たちを虜にしてきたカリスマ予備校講師の著者が答える12の「そもそも」。相互監視と同調圧力が増すばかりの“生きづらい”現代社会で、肩の力を抜いて生きられる思考法がここに。
https://www.shinchosha.co.jp/sp/book/610792/
【目次】
はじめに(西きょうじ) [003-007]
目次 [009-011]
I 世の中について考える
第1章 そもそも、成功は努力の結果なのか? 015
第2章 そもそも、「マトモな人」ばかりの世の中は素晴らしいのか? 031
第3章 そもそも、ぼくたちの居場所はどこにあるのか? 043
第4章 そもそも、宗教はぼくたちに何をしてくれるのか? 057
II 言葉と身体について考える
第5章 そもそも、AI時代に英語を学ぶ必要はあるのか? 073
第6章 そもそも、本から得られるものなんてあるのか? 095
第7章 そもそも、音声のイメージは世界共通なのか? 115
第8章 そもそも、心は存在しているのか? 127
III 生き方について考える
第9章 そもそも、ぼくたちはあの震災を本当に知っているのか? 141
第10章 そもそも、人は能動的であり得るのか? 153
第11章 そもそも、なろうと思って幸福になれるのか? 173
第12章 そもそも、生きることは学び続けることなのだ 193
おわりに(二〇一八年一一月 西きょうじ) [215-217]
主要参考文献 [218-223]