過剰反応な人たち (新潮新書 1010)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 96
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106110108

作品紹介・あらすじ

人間とはいかに愚かで、「自分だけが正しくて他人は全員無能」と考えているか――。本書は、コロナを含めて折々の社会の空気感を取り上げ、それにまどわされる過剰反応な人たちがどれほど多いのかについて克明に綴った記録だ。著者はコロナ騒動が始まってからの3年余を、「壮大なるパニック実験」だったと振り返る。では、過剰反応な人たちの見本市へようこそ。

感想・レビュー・書評

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  • 中川淳一郎|note
    https://note.com/nakagawa/

    中川淳一郎 『過剰反応な人たち』 | 新潮社
    https://www2.shinchosha.co.jp/book/611010/

  • コロナ禍において僕は冷めた反応していた。運よく実質的な影響はなかったから言える結果論だが、みな過剰反応だったと思う。著者がそんな人たちをどう思っているか知りたい

    #過剰反応な人たち
    #中川淳一郎
    23/9/19出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

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  • 本書は、人々の過剰反応や社会の空気感を中心に述べている。特に「考えることよりリアクションが最優先」という日本人の態度を取り上げている。内容は詳細に記録されているものの、より多様な視点を取り入れることで、さらに豊かな議論ができるのではないかと感じた。全体としては、期待したほどの興味を引き出せなかった。

  • コロナ禍を中心に日本人特有の同調意識に対して声高に警告と嘲笑を唱える。自ら実践した新しい生活様式、日本と距離を置くことで見えてくる本質。軽快な語り口ながらメッセージは強い。

  • 「自分だけが正しくて他人は全貝無能」
    日本人は「空気」に左右されて他人と同じ愚行を犯す傾向
    自身の言ったことを否定されたくない専門家、医師、政治家、メディア
    ニューノーマルは人間的な生活にただ制限を与え、つまらなくしただけ
    ニューノーマルと新しい生活様式は「前とは違う世界だがこの不便さを受け入れろ」というニュアンス
    エコテロリスト
    「ガイドライン」とは責任をとりたくない現場と「一応指導はした」と言いたい当局の利害が一致しただけ
    私自身の「新しい生活様式」は、「『お・願い」を聞かない」「マスクを強・要される場所には行かない」「排除されたら従う」の三つ
    「人生は、12 年でひとサイクルする成長カープの連続」とのこと。「導入期」= 4 冬」、「成長期」=「春」、「成熟期」=「夏」、「衰退期」=「秋」
    自己啓発書やビジネス書:自分が暗黙知で理解しているものを言語化できない人が読む類の本だ

  • 感想
    過剰さに気がつく。他人として見れば容易にわかる。自分の時には正しい反応だと思ってしまう。だからこそ一度言葉にしてみて自分を眺める。

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著者プロフィール

編集者、PRプランナー、ライター
1973年生まれ。東京都立川市出身。大学卒業後、博報堂CC局で企業のPR業務を担当。2001年に退社し、しばらく無職となったあとフリーライターとなり、その後『テレビブロス』のフリー編集者に。企業のPR活動、ライター、雑誌編集などを経て『NEWSポストセブン』など様々なネットニュースサイトの編集者となる。主な著書に、当時主流だったネット礼賛主義を真っ向から否定しベストセラーとなった『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『ネットのバカ』(新潮新書)、『夢、死ね!』『内定童貞』(星海社新書)など。無遠慮だが本質を突いた鋭い物言いに定評がある。

「2020年 『意識の低い自炊のすすめ 巣ごもり時代の命と家計を守るために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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