百人一首 (新潮古典文学アルバム)

  • 新潮社
3.50
  • (0)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 13
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106207112

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  日垣古典塾の先月の御題。

     百人一首って、こんなに恋愛の歌がおおかったと、思い知らされた。

     高校のとき、まる暗記させられときは気がつかなかった。

     ぐっときたのは真面目そうな歌。

    (1)山辺赤人:田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪はふりつつ

     ふるさと静岡の歌なのでおもわず選んだ。

    (2)鎌倉右大臣:世の中は常にもがもなあまの小舟の綱手かなしも

     世の中は永遠にかわらないでほしいという上の句に惹かれた。

    (3)前大僧正正慈円:おほけなくうき世の民におほふかなわが立つそま(木へんに山)に墨染の袖

     仏法によって衆生万民を救済しようとする決意を堂々と表明した格調高い歌と批評してあったので、一票。

     一夫多妻制の時代の歌なので、どうも、恋歌はなじめないな。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×