南国トムソ-ヤ (1) (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
3.85
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本棚登録 : 408
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107716699

作品紹介・あらすじ

沖縄のさらに南にある最果ての島・羽照那島。一風変わった離島で始まる少年達の友情そして冒険!マンガ大賞2位『大東京トイボックス』のうめ、待望の新作!

感想・レビュー・書評

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  •  うめ新刊ということで購入。離島で起こる様々なことにたいしてチハルたちが関わる話。離島ならではの話から、うめ節によるキャラクターたちのかっこいいセリフ。
     1巻だからまだなんともいえんけど、これからが楽しみな作品です。

    しかしこの表紙ちょっと狙いすぎじゃないかなw

  • 架空の沖縄方面の島を舞台にした物語。
    設定などがリアルで良い。
    本州から来た主人公のチハル、ぶっきらぼうかと思えば懐いてくれるリンドウと
    鉄板設定だし、他のキャラもそれぞれたっていて好きだ。

    先生が言っていた好奇心の壁というのが良かった。
    ネットに載っていることはもう誰かが調べたことで、
    そこを超えるか超えないかは自分次第。
    自身が研究者であるからこそ納得の言葉だった。

    ヤギがうまくてかわいい、のもちょっと笑ってしまった。
    あとがきに写真もあってちょっと動揺したが(笑)
    食べられていないということで安心した。

  • 1~3話
    表紙の褐色少年に惹かれ読み始めたもののよく分からないし単純につまらなかったので切り。線が太いのか、絵がちょっと見にくい。

  • 結構好きかも。
    最果ての島。

  • 正直、はじめはタイトルで何と無く忌避してた。

    南国。沖縄での日常冒険ものかと思っていたからだ。

    まあ、全くその要素が皆無ということではなかったが、物語の軸はそこではなかった。

    本土から来た少年と南国育ちの少年。
    そして島にまつわる謎と少年の抱えているモノ。
    サブキャラにもしっかり描かれている信念や傷などの背景。

    色々なものがぶつかり合わないように、溶け込むように融合している。
    決してオカルト色ではなく、非常に現実味に則している。

    妙な感じだが、雰囲気に引き込まれるような作品だった。

  • よく調べたなーというのが、率直な感想。それだけ、沖縄という土地に興味を持って調べてきた人が、たくさんいるんだなと思った。
    少年の成長が物語の中心だと思うけど、ナミのお父さんの「ここは日本なのか?それとも沖縄なのか?」という言葉から察するに、沖縄という土地の歴史や文化、未来までも書こうとしているのかと思われる。
    もしかしたら、人間の気持ちを描くというよりは、土地の運命のようなものを描こうとしているのかもしれないと感じる。個人的な感情も入ってるけど。

  • 景色とカ風習とか美しい。
    話もおもしろい。

  • 相変わらず設定の作りこみがすごい。それと背伸びした子供の描き方が上手い。こんな子供になりたかった。

  • わけあって沖縄県羽照那島に転向してきた主人公・チハル。慣れない島生活や島文化にとまどいつつも、島の人間で同い年のリンドウやナミたちと共に、この島での生活に慣れていく。
    「島」の雄大な自然と、島で暮らすことの良さや難点などを、登場人物たちのエピソードを通じて描き出す、島生活コミック!

    「東京トイボックス」のうめさんの最新作。南国の特徴が随所に出てて非常に良かったです。次の巻では登場人物たちの設定も詳細が明かされていきそうなので、楽しみです。

  • 波照間島がモデルと聞いて。

  • どうにも表紙の左側の子が、サマーウォーズのカズマに似ている気がして仕方ない。実際並べるとそうでもないんですが。巻頭のカラーが美しい。沖縄未踏が悔しくなる。

  • うん、おもしろい。架空の南国の島を舞台にケモノのような少年と都会から留学(?)してきた少年の交流。
    ただ、ちょっと小学5年生にしちゃ、二人とも変な意味で大人びているのが、ひっかかるが、まあ気にならない。さきが楽しみ。

  • 内容説明
    沖縄のさらに南にある最果ての島・羽照那島。一風変わった離島で始まる少年達の友情そして冒険!マンガ大賞2位『大東京トイボックス』のうめ、待望の新作!

    都会からやって来た少年が出逢う、南の島と島民達とのお話。
    これは流石にマンガ大賞になるだけあるなって思うほど、面白かったです。
    小学5年生が主人公だけれど、物語に登場する少年少女は、それぞれに悩みを抱え、同年代の人間に、大人たちに、自分を取り巻く環境に対峙していきます。

    ハイテクで便利な都会から、まるで時代に取り残されたような『何もない島』にやって来た主人公、狩野千晴は、なかなか難しい性格だという同級生リンドウと仲良くなります。
    慣れない島での生活と、そこで対面する初めての経験。
    自然と人とが一つに流れていくような世界で、千晴はどんな成長をしていくのか。
    続きがとても楽しみです。

    ヤギを捌くまでのシーンは、銀の匙で八軒が目の当たりにする生産者たちとの感覚の違いのようなことを千晴も感じていたり、彩りの綺麗な魚を食べるか飼うかの価値観の違いとか、小さなことかもしれないことが、都会で育った千晴には驚きの連続だったりして。

    千晴とリンドウとの繋がりが、島の歴史、伝統の秘祭、そして島の創世伝説へと関連を見せ、そしてこれから起こるであろう島の将来や生活と自然のあり方などが、事件と通して語られていくことでしょう。
    目の前にある時間とは別に動く、大人や社会の動向や思惑に翻弄されつつ、島の謎やリンドウの夢、千晴の生き方がどんな結論へと導かれるのか。

    沖縄諸島には、この漫画に出てくるような秘祭を行ったり、神の聖域として存在する島があったりと、琉球王国の歴史を色濃く引き継ぐところが沢山あるそうです。
    そういう史実と照らし合わせながら、フィクションとして存在する島で成長していく千晴たちに、最後まで付き合って読んでいきたいな~と思える漫画です。

    2巻が楽しみ!
    機会があれば、是非読んでみて下さい。

  • 二世代ボーイミーツボーイ。「八雲立つ」を思い出す。

  •  見知らぬ土地に一人なんて、ありがちな設定なんだけど舞台の作り込みとじわじわと沁みだしてくる冒険の匂いが世界へとのめりこませる。
     これは布教したくなる漫画。

  • おもしろいんだけれど、連載のせいか、なんかトピックスがばらばらと置かれていて、まとまりのない印象。

  • 穏やかな沖縄の話のハズが妙な焦燥感がある気がします。それもこの作品の隠された謎の一つなんでしょうか、掟とか、習わしとかの縛りによるものだとは思いますが。目的はまだちょっとわかりませんがなんだか魅かれる作品です。絵はあんまり上手くありません、そしてアングルも稚拙です。ですが背景が非常に綺麗でいいですね。僕にとって、この作品はまた新たな世界ですね

  • 民話要素が熱い!
    新説ニライカナイ論。

  • なんか面白くなる序章のような1巻

  • 話が小難しくて読み飛ばしてしまった。

    続きは買わないと思う。

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著者プロフィール

<b>うめ</b> 
原作担当の小沢高広と、作画担当の妹尾朝子からなる実力派漫画家ユニット。代表作は「スティーブズ」「大東京トイボックス」。電子版絵本「ねこにこねこ」も好評発売中。

<b>小沢高広</b>
わりと細かい夫。原作&料理担当。漫画原作の他、「劇場版 マジンガーZ /INFINITY」の脚本なども手がける。ゲームとロボットと日本酒を愛する。
<b>妹尾朝子</b>
基本ざっくりな妻。作画&洗濯担当。
ちばてつや賞出身で、青年漫画誌を中心に活躍。華奢な外見を裏切る、数々の武勇伝を持つ酒豪。とにかく猫が好き。


「2018年 『イクメンと呼ばないで ニブンノイクジ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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