- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784107718723
作品紹介・あらすじ
不老不死の女性すずと、彼女に寄り添い生きることを望む青年サク。だが想いが深まるほど、二人はすれ違っていく。さみしゅうて死にたくなる愛の物語。
感想・レビュー・書評
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三百年以上生きる死なない体のすずと、すずと一緒に生活を共にするサクのラブストーリー。
死ねない女性が主人公の物語は、高橋留美子先生の人魚の森がわりと有名でした。
だいたいこの手の話は、横恋慕と同じようなもんで、悲恋です。
なにせ、方や不老不死、もう方や普通の人間です。相手が老いて死んでいくのを見なきゃなりません。ミスマッチカップルになってしまうのです。
だからすずはサクの幸せを願って突き放します。ほかのお相手をもらって子どもを生んでもらって幸せにお生き、と。せめてもの親心です。
サクはそれでもしぶとく諦めないんですが……。
一ページ目から壮絶な場面から始まります。死ねないけど死なせてもらう。なんとしても死にたい。
その裏には、大切な人との別れという気の毒な思いがあったわけです。
思い出すと辛いから死にたい、なんて……。
たしかに、長く生きていれば別れを経験しなきゃなりません。
可愛がっていたペットが死んだことを知らされたとき、「長く生きてるとね、お別れがあるからね」と祖母も涙流しながら言ってたな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どうあがいても死ねないすずと、すずが大好きな自殺幇助人のサク。
可愛くて切なくて、心がツンとする。 -
2巻まで読了。 泣いた。一生、一緒にいられたらいいね。
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自殺を繰り返す不老不死の主人公とその子に寄り添う健気な青年の2人の愛のカタチが辛すぎる。設定も悲しい。
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死で生を感じて
二人は永遠に追いかけっこをして -
全巻読了
初見は支部だったのでなんちゃって不老不死漫画かと思ったら…まさか廣島の話が出てくるとは。しかも主人公の名前はすず。この前この世界の片隅にを読んだばかりだったから感慨深い。すずと朔郎は私の中では確実に再会して幸せに暮らしてます❀確かに名作。すずとサクの表紙も美しい。 -
最高。
めっちゃ泣いた。
救われないのが好き -
ネカフェにて1、2巻とも読了です。
のっけから自殺しようとして死ねないシーンから始まる辺りとんがってんなーと思いましたが、そっからの展開もとんがった展開のオンパレードで、グイグイ物語の世界に引き込んでくれます。 -
不老不死のすずと、ネグレクトな過程で育ったサク。二人は出会い、サクの父親が別れた妻との子供は育てられないと身勝手な理由をのたまう事で、一緒に暮らす事になる。不老不死の為に成長しないスズ。子供から少年へ、青年へ、スズへの恋心を抱きつつ大きくなるサク。すずは、大昔の記憶を思い出すたびに自傷行為と同じ自殺を繰り返す。いつか死ねると願いながら。
兎は寂しいと死んでしまう、と言う由来から生まれたタイトル。が、実際はウサギは例え死にそうな病気にかかっていても、それを飼い主に悟られないようにする為、飼い主が居ない間に突然死してしまうので、文字通りに「寂しくて死ぬ」訳ではない、ただ、その様に「寂しくて死ぬ」と言う現象に特化した作品だ。 -
別の漫画に付いてたお試し版を読んで興味が湧き、買いました。
分かりにくかったですが、2話以降は回想だったんですね。最後まで読んで気づきました。てっきり、生まれ変わり続けて永遠に添い遂げて生きていくのかと思いましたが違いました。改めて読み返してみたらとても切なかったです。
早く続きを読もうと思います。 -
期待しすぎてしまったかも。
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全二巻読了。
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自殺を日課としながらも、どうしても死ねないすず398歳と、すずの自殺ほう助する咲朗の話。変な設定。
死ねないすずが何ものなのかわからないけど、咲朗は当然死ねる。
すずとサクの出会いから成長まで。 -
タイトルから可愛いお話だと思って読んだらとんでもない。辛いわ~。心が痛いわ~(視覚的にも痛い所あるし)。2巻どうなっちゃうんだろ?幸せ見つけられるといいのに。
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泣ける。
朔太朗のけなげさがやばい。
すずちゃんに感情移入しづらいのだけがちょっと残念だった。 -
不老不死で死にたくても死ねない女と寄り添う少年の純愛。過去の場面が楽しく幸せであればあるほど哀しくて胸が締め付けられる。
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不死モンはもう出尽くした感あったけど、あるね
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他の作品から引き合いに出すのも何であるが、「夕凪の街 桜の国」の「しあわせだと思うたび 美しいと思うたび 愛おしかった都市のすべてを 人のすべてを思い出し すべて失った日に引きずり戻される おまえの住む世界はここではないと誰かの声がする」の平野皆美の独白とすずの姿が重なる。
不老不死な体に取り残される心疚しい軋みが蝕む追憶とちらちらと揺らめくヒロシマの影。
もう結末は1話で提示されているので、これからどう綴じるのだろうか?かなり技量のいる構成であり、新人ではあるがかなり野心的である。