「子供を殺してください」という親たち 1 (BUNCH COMICS)
- 新潮社 (2017年8月9日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784107719973
作品紹介・あらすじ
家族や周囲の教育圧力に潰れたエリートの息子、酒に溺れて親に刃物を向ける男、母親を奴隷扱いし、ゴミに埋もれて生活する娘…。現代社会の裏側に潜む家族の闇と病理を抉り、その先に光を当てる――!! 様々なメディアで取り上げられた押川剛氏の衝撃のノンフィクションを鬼才・鈴木マサカズ氏の力で完全漫画化!
感想・レビュー・書評
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精神疾患の事がわかりやすく描かれてると思います。なんだか切ない。
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病識が有っても難しいことがあるのに、病識の無い人を医療に繋げることの難しさ。
しかし、これは確実に存在している現状。 -
2023/6/24
ザ・社会の闇!
自助最優先にしたらこういう人たちは放置されてしまうよね〜。
23:02 -
お、重い…。
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あ、話に聞いたことがある状況、あれってもしかしてこれと同じだったのかな? が、第一印象。世の中にはまだまだ知らない病がいっぱいある。
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家族や周囲の教育圧力に潰れたエリートの息子、
酒に溺れて親に刃物を向ける男、母親を奴隷扱いし、ゴミに埋もれて生活する娘…。
現代社会の裏側に潜む家族の闇と病理を抉り、その先に光を当てる――!!
様々なメディアで取り上げられた押川剛氏の衝撃のノンフィクションを鬼才・鈴木マサカズ氏の力で完全漫画化!
統合失調症など精神病院のケアが必要なのに繋がっていない青少年を、精神病院に説得して入院させるなど医療機関のケアに繋げる仕事している押川剛氏が所長している精神保健所の奮闘を、弁護士の両親の息子で学業のつまづきが原因で統合失調症になり家族に暴力を振るうなどしている慎介、アルコール中毒による事故や事件を繰り返す則夫、統合失調症になり加害妄想などで迷惑行為を繰り返す則子のケースを通じて描く1巻。
本人にどう病識つまり自分がおかしくなっているか、治療をすることを説得して入院させる苦労はもちろん、医療機関に入院するなどして治療しても親から受け継いだ凶暴性や固定化した妄想まで治すことはなかなか難しく、子供から離れて暮らすことを選び両親が子供を棄てるように逃亡するケースも珍しくないことを、しっかり描かれていて、「両親が子供に自分の願望や欲を押し付けて、温もりがない育ち方をした子供の歪みが、病として現れる」問題家庭の病み方が凄まじく、読んでいて心を締め付けられるが、「子供を被害者に加害者にもしないため何が出来るか」(Mr.Childrenの「タガタメ」の歌詞)考えさせられた硬派な社会派漫画。 -
1巻は読まなくていい。読むとしても、2巻を読んでみて合いそうだったら読む程度で問題ない。
はじめは1話完結型の作品にしようとしていたようだけど、省略し過ぎてなにが描きたいのかわからない中途半端なものになってしまっている。明らかに描き方が悪いので、ストーリーが好みかどうかを判断する材料にはならない。
2巻以降はだんだんしっかり描くようになっているので、1巻のような薄っぺらさはだいぶマシになっている(それでもかなり簡略化しているとは思うが、構成上仕方がないと思える範囲)。うまくいった話もあればそうでない話もあり面白いと思う。
子供がもともとヤバいパターンか、母親がヤバいパターンか、どちらもヤバいパターンがほとんど。父親はだいたいヤバい。親ガチャでも子ガチャでも外れたら地獄だな、と思う。 -
身につまされました
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同業の友人に勉強になると勧められたのがきっかけ。
これがノンフィクションだというのが衝撃。
精神疾患患者とその周りの家族の苦悩がリアルに描かれていて、目を覆いたくなる場面も多かった〜。
困っている人に優しい世の中であってほしい。