いつかティファニーで朝食を 14(完) (BUNCH COMICS)

  • 新潮社
3.86
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本棚登録 : 323
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107722447

作品紹介・あらすじ

都内で一人暮らしをしながらアパレル企業で働く麻里子は、朝食が大好きなOL。高校時代の友人 リサ・典子・栞と今も友情を深めている。忙しい日々の中、身体の不調や手術、転職も経験した麻里子は、元同僚の菅谷が作ったアパレル会社で働くことになる。そして、とうとう、菅谷を好きな自分の気持ちに向き合い、想いを告げた! 一方、友人の典子はNYでの生活をやめて帰国。友人のさちの家族の話、キミちゃんの新しい仕事なども収録した、朝食女子たちの物語、ついに完結!!

感想・レビュー・書評

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  • 朝食女子物語の完結編!
    病気、退職からの転職で大きな転機を迎えた麻里子の最後の恋?!いや、最終的には婚約者を実家に連れて行くところで終わったからいいのだけれど、そういう展開かって。どんな仕事でも、仕事に生きる女子の行く末はあんな感じなのか??

    里沙は無事に出産し、麻里子は栞家族とグランピングに行く、典子は急転直下の帰国でしかもおまけつき。奈良のホテルは居心地よさそうだな。

  • ついに『いつかティファニー…』も完結。
    30代後半の女心が繊細に織りなしていて
    勉強になった。
    菅谷との関係、この最終話は好きなやつだ

    個人的に青春漫画の金字塔は
    古谷実の『シガテラ』。
    そのラストに似てる。
    女性版金字塔として記憶に残したい。
    今の空気がよく感じられる、
    大人な作品だった

  • ☆完(全14巻)

    〜序章〜
    ・創太郎と別れ1人暮らしを始めた麻里子
    ・親友の栞、典子、たちと定期的に朝食会
    ・麻里子は多忙な仕事に意味を見出せないでいた
    ・栞はママ会や理解のない夫に疲れていた
    ・典子は不倫に嫌気がさしていた
    ・麻里子は新店のイベントを任される
    ・リサは高校時代気になってた米谷君といい感じ
    ・栞は子育てに悩む苦しむ

    〜菅谷編〜
    ・会社に後輩の菅谷が入職
    ・リサは米谷と付き合う
    ・典子が群馬に帰る
    ・台湾旅行で高浪さんと出会う
    ・同じ会社に就職し付き合う
    ・リサも米谷くんと結婚
    ・メンヘラの高浪と疲れ別れる
    ・菅谷が退職
    ・典子はNYへ
    ・麻里子は仕事を頑張りすぎ子宮筋腫を患う
    ・仕事を辞めてぶらぶら
    ・菅谷と再び一緒に働くことに
    ・リサは妊娠
    ・きみこは地元郡山で書店を継ぐ
    ・典子は上の階のいっちーと両想いになるが奈良で民泊を開くため帰国
    ・菅谷についに告白
    ・2人は付き合うことに
    ・数年後、みんなで典子の旅館へ
    ・麻里子は菅谷とは別れ別の彼と婚約

    [総評]
    自分と照らし合わせてすこし疲れるな
    けど、おもしろい
    モラトリアムからの脱却の様子がリアル

  • おひとりさまホテルが面白かったので、前作が読んでみたくなり一気見。
    私自身はそれほど食に興味がある方ではないけれど、昔東京に住んでいた時に前を通り過ぎていたお店が出てきて俄然行ってみたくなった。美味しい食事とホッとできる空間は人を幸せにするね。
    20代から30代にかけて仕事や結婚で悩み焦る女性達の心情にとても共感。菅谷はまあ仕事仲間としては頼れる存在だけど結婚向きではないよね…。のりちゃんがリサに向ける感情には、向けられる側としてちょっと覚えがあるのでまあそういう子も居るよねという感じ。ギスギスした恋愛モノは苦手だけど、食がテーマの作品で恋愛だけが主題ではないから安心して読めた感。みんな上手いこと収まってよかった。こういう人の生活に寄り添うような漫画をもっと読みたいな

  • 仕事をこなす麻里子さんは恰好良い。
    高浪は相変わらず感じが悪いな。

    のりちゃんと市村さん、切ないけれど映画みたいに綺麗なシーンだった。
    さっちゃんとふたりで日本に帰るのもいいな。少し寂しさが紛れる。
    那須の朝食はどこかなと思ったらペニーレーンで成程だった。
    みんながさっちゃんに謝ってくれて貰い泣きしそうになる。

    告白してなんで言うんだって言われるのキツイなぁ。
    それでもきみちゃんが背中押してもらいたいんでしょ、私は押しますよ!と言ってくれるのが素敵。
    話の流れ的に言えないかと思った。よく言ったと思う。
    でも折角言ったのだから逃げないで最後まで話せば良かったのに。その方がすっきりできたのではないのか。
    菅谷も、その日はまりちゃんが疲れたと言うから無理強いはできなかったろうが
    翌日以降にきちんと話してくれたら良いのにと思ってしまったから、
    一緒に歩いて帰ろうと誘ってくれたのは嬉しかった。
    ずっと傍にいたい、いて欲しいと思える関係はとても素敵だ。
    のりちゃんも幸せになっていて嬉しい。

    朝まで飲みながら笑い合うような近況報告はできなくなっても、それぞれが幸せで時々会って美味しいものを一緒に食べるのはすごくちょうどよい感じがする。
    身の丈に合った幸せとでも言おうか。
    菅谷とすぐ駄目になってしまったのは寂しい反面リアルにも感じる。
    『あの瞬間だけが欲しかった』ドラマみたいな恋もあるし
    そのあとも戦友として一緒にいられるならそれはそれで良い関係ではないだろうか。
    思う通りにことが運ばなくても、それで手に入ることもあるし
    幸せに笑えることもある。

    ”手に入らなくてもがいていた頃もあったけど
    気づいたら手に入ってるものも沢山あった
    少しずつ前に進んで今毎日笑っていられる
    想像もしてなかった毎日の中で”
    素敵なラストだった。

  • 大好きで全巻買い揃えた漫画。
    久々読み返したらやけに淡白であれ?てなった。
    でも好きは好き。
    マキヒロチ先生の描く女子達はやっぱり都会的で、
    学生時代クラスでのヒエラルキーは割と高い感じの
    (本人達は自覚なし、むしろサブカルでアングラ意識)
    そんな印象の子達が多いので、共感し切れないのかも。
    でもおしゃれで憧れるし面白いし応援もしたいし、
    それぞれの恋模様も頷けるとこ多かったりで良い。
    あと朝活憧れる、けど、全然無理、絶対無理、笑
    ティファニー読んでBUY ME STAND行きました!

  • 女性目線の分かるが詰まった作品!
    分かる分かる分かる分かる

    恋愛、結婚、仕事、キャリアデザイン、妊娠、出産
    全ての幸せを手にしたいと思うが、仕事で大成したら結婚が手に入らなかったり逆も然り

    そんな葛藤やチャレンジをこんなにも親しみやすく描ける作者に拍手喝采

  • 周りの人を不快にせず、いつも笑ってみんなのために頑張る、気遣いやさんのまりちゃん。彼女が魅力的だからか、毎話読み進めるのが楽しみでしょうがなかった。

    仕事の愚痴も、恋の難しさも、お酒で陽気に過ごす夜も、忙しさに溺れそうになりながら選択肢の多さに悶々とする日々も、ほんとその通りにある。

    正解などないし、一言の勇気が、偶然を必然に変えることもできる。

    また読みたい!

  • みんなそれぞれ変化があって、人生に正解はない。おいしい朝ごはんを食べて明日も頑張ろうと思える。

  • かなり前に読んだ1巻の試し読みで惹かれてからずっと忘れられなくてまとめ買いしました。
    グルメに重点を置いた漫画かと思いきや割と人間模様を描いていました。
    自分がアラサーになってからもう一度読むとまた感じ方が違ってきそうだなぁと思います。
    ラストは好みが分かれると思いますが私はリアルっぽくて好きでした。
    やっぱり物語の後半は少し失速気味かなと感じました。
    私もちゃんとした朝食食べたいなって思わせられるけどめちゃくちゃ朝弱いので一生無理です…。

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著者プロフィール

第46回小学館新人コミック大賞入選。ビッグコミックスピリッツにてデビュー。現在「ヤングマガジンサード」にて『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』を「@バンチ」にて『いつかティファニーで朝食を』を連載中。

「2023年 『スケッチー(6)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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