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- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784108301269
感想・レビュー・書評
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広島原爆の日に何を読もう?と考えて、今年はこれ。
去年読んだ「夕凪の街 桜の国」と共通するのは、原爆で大切な人々を目の前で失い、自分だけが生き残ったことに負い目や罪悪感を覚える主人公。
幸せになることを自分に許さず、死ぬべきは自分だったと思いながら生きることのどうしようもない辛さは計り知れない。
主人公とピカで死んだ父親との広島弁での優しいやりとり‥‥思わず自分の亡くなった父との日々を思い出して切なくなった。
舞台も見たくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後の解説でこの本の素晴らしさをより理解した。
生きる死者との対話を拒まず、生きている今の命のありがたみ、感謝の気持ちが大切。戦争の描写もあり信じられないけど実際に日本であった事実だと思うと怖い。