スコア ブラームス 交響曲第1番 ハ短調 作品68 (Zen‐on score)
- 全音楽譜出版社 (1998年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784118911014
感想・レビュー・書評
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買ってしまいました、ブラームスSym1。
「これはベートーヴェン第10交響曲だ」は当時最も有名な指揮者ハンス・フォン・ニューローの弁です。
この2曲の間、約50年に作られたロマン主義作曲家たちの交響曲を全否定する賛辞。
それに値する重厚さと緻密な構成をとっています。
この辺りは本著の解説に詳しく書かれてます。
解説を読んでみると、あらためてこの曲の緻密さがよく分かりました。
今度東京出張の折に、読売日本交響楽団のコンサートで演奏されます。
今からとても楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上半期おしまいのコンサート、三曲目。 前回は、去年の11月に、マエストロ・インバルで聴いている。 何度聴いても、いっかな飽きることがない。 何度聴いても、佳き曲かなと思う。 終楽章のすばらしさよ。
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先日弾かせていただいた。僕が大学に入ってから乗った交響曲はこれで二曲目。この曲に取り組むことができたことを光栄に思う。着想から20余年をかけて完成をみたといわれるブラームス渾身の初交響曲。指揮者のハンス・フォン・ビューローがこの曲を「ベートーベンの第10交響曲」と評したことで有名。ベートーベン風の「闘争ののちの勝利」といった曲の運びは、弾いていてとてもやりがいがあり気持ちいい。高校時代に弾いたベートーベン5番の4楽章を思い出した。
演奏直後に「生きててよかった」と思った。おおげさに言っているわけでも、誇張しているわけでもない。本当にそう思った。これで引退してもいいと思ってしまったけれど(笑)。まだ、やめるわけにはいかないよね。学生のうちにいっぱい弾こう。