- Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120007545
感想・レビュー・書評
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[リブレター2022年11月20日号 紹介本]
文化人類学を専門としていない学生さんにもおすすめです。自分と異なる文化に触れる時のドキドキ感や葛藤に触れてもらえると嬉しいです。
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
いまはどうなってるのか?ブラジル。(といってもとても広いブラジル)
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印象に残ったところを抜き出し
【死者に対する態度。極限まで単純化すると2つの極で表せる。
・感謝する死者
・企む騎士
死者の取り分を死者に返す(感謝する死者)
死者を単なる投機対象(物、所有物)のように扱う(企む騎士)
前者の死者はおとなしい。
後者の場合、いいだけ利用している死者のために、社会は乱されている。
どちらにせよ、生者と死者との関係において結局「二人で分け合う」ことは避けられない。
どの社会でも、どちらか一方であることはない。一方しか存在しないような社会でも、迷信的な方法で残されている。】
今の世の中でも死者の取り扱いについては十分例題が見つかるだろう。
遺体を、論争のおきない場所にそっと安置し、ただ霊の鎮まることを望む仕方と
論争の真っ只中に遺体を引きずり出して、論敵の鼻先に突きつけるような仕方と
前者にとって死とは人間のとりうる一つの状態であり、後者にとってはいつでも利用可能なモノであり財産。 -
何故か涙が出た。
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何から書いて良いのか分からない。
「自分探しの旅」って揶揄の対象だけど、これって究極の自分探しだよなー。途轍もない大冒険の末に手に入れた視点と悲しみはほとんど神のものに近いんじゃなかろうか。
もっと若い時にちゃんと読んでおくんだった。