伽羅の香

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120010200

感想・レビュー・書評

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  • 昔から我が家にこの本が有って、父方祖父の兄から祖父へ渡されたと裏表紙に書いてあり(何だろう…。)と思っていたが『私の曾祖母がモデルになってる』とか、私の出身地でもある『三重県美杉町上多気(旧三重県一志郡美杉村上多気)が舞台になってる』等の話を聞いてて読んでみた次第ですが、確かに他のレビューの通り、美杉町上多気が舞台になってるだけで、物語のモデルは和歌山の有名な香道の方のよう。主人公が不幸続きで内容が重過ぎますが、香道の奥深さや読了後は名も無き香の香りが漂う感じが有りました。女の幸せについて考えさせられる。

  • 私が生まれた年に出版された本、丁寧に取材して書かれている。
    人生は裏切りに満ち溢れているのか?それでも魂の美しさを忘れない、主人公の凛としている様子が印象的。

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著者プロフィール

1926年高知県生まれ。『櫂』で太宰治賞、『寒椿』で女流文学賞、『一絃の琴』で直木賞、『序の舞』で吉川英治文学賞受賞。おもな著作に『陽暉楼』『錦』など。2014年没。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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