私のスイス

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120011092

感想・レビュー・書評

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  • 犬養道子さん、「ラインの河辺」に続き「私のスイス」(1982.5)を読みました。こちらも394頁の大作、読み応えがあります。ここまで詳しくスイスを紹介・表現した書をあまり見かけません。類稀な知力、透徹した観察眼のなせる業だと思います。ささやかな発見、驚きに満ちた出会いの物語とは、著者の言葉です。約10年、あえてカメラを持たず、スケッチとイラストで感動と驚きを残したそうです。氷上で1m足らずだけど180mの深さのクレヴァスを飛んだこと。雪の中、モルモットの足跡の上をついて歩いてて突然モルモットが穴に、そして、著者が雪崩から救われたこと。穴にパンとチーズを揃えて置いてきたそうです。そんなエピソードも添えられています。

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著者プロフィール

1921-2017。評論家、エッセイスト、難民支援活動家。著書に、『聖書を旅する』(全10巻)、『お嬢さん放浪記』『こころの座標軸』など。難民支援活動の一環に〈犬養道子基金〉を創設した。

「2021年 『やさしい新約聖書物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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