諸葛孔明 下

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120020049

作品紹介・あらすじ

関羽、張飛がたおれ、劉備も逝き、蜀の危急存亡のとき、曹操の悪しき統一を防ぐため「天下三分の計」をたて、輿に乗り白羽扇で軍を率い、丞相孔明は五丈原に向う。史料の徹底的な吟味によってよみがえる孔明の新しい魅力。

感想・レビュー・書評

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  • 漫画の三国志が登場人物を英雄として扱っているのに対し、この本ではとても人間味あふれる描き方をしていて親近感が沸きました。

  • 下巻は、赤壁の戦いの後から、孔明の死までが描かれる。
    『三国志』の中でも、孔明だけにスポットを当てた小説ということで、今まで知らなかったこと(孔明に妻がいたことなど)もあり、全体としてたいへん新鮮な印象であった。

  • 三国志演義ではない方の諸葛孔明が描かれている。当然赤壁では風を呼ばない。生ける仲達を走らせたのも孔明と仲達の利害が一致したからであり、仲達はワザと蜀を見逃したと。人の心理に通じており、情報戦で負けないようにする。人間らしい孔明が描かれていた。

  • 忘れた

  • 初見:小学6年生

    「ある」本はともかく、この本で得た知識を語っては得意がるという、いやな子供だった。
    でもいまだにうちの実際の本棚においてある、思い出の一冊。

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著者プロフィール

1924年-2015年。神戸市生まれ。大阪外国語大学印度語部を卒業し、終戦まで同校西南亜細亜語研究所助手を務める。61年、『枯草の根』によって江戸川乱歩賞を受賞し、作家活動に入る。その後、93年、朝日賞、95年には日本芸術院賞を受賞する。主な著書に『青玉獅子香炉』(直木賞)、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』(日本推理作家協会賞)、『実録アヘン戦争』(毎日出版文化賞)、『敦煌の旅』(大佛次郎賞)、『茶事遍路』(読売文学賞)、『諸葛孔明』(吉川英治文学賞)、『中国の歴史』(全15巻)などがある。

「2018年 『方壺園 ミステリ短篇傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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