昭南島に蘭ありや

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120024719

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  •  アジア・太平洋戦争期のシンガポール(日本統治期は「昭南島」)を舞台にした、架空の「東条英機暗殺計画」をめぐるサスペンス小説。当時のシンガポールやマレーシアの状況をよく調べて再現しているが、同著者の他の類似作品(『ベルリン飛行指令』『エトロフ発緊急電』など)に比べて、主人公が基本的に受け身で常に状況に流されていて、確固たる思想や信念がなく、どうにも頼りない。エピローグが駆け足で、やや強引だったのも残念。

  • 第二次大戦三部作に次ぐ戦時冒険小説、昭南島=シンガポールを舞台に戦時下を生きた台湾人の若者の数奇な運命。

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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