- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120027505
感想・レビュー・書評
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著者、舛添要一さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
舛添 要一(ますぞえ よういち、1948年〈昭和23年〉11月29日 ‐ )は、日本の国際政治学者(ヨーロッパ外交史)、元政治家。株式会社舛添政治経済研究所所長、一般社団法人地域経済総合研究所評議員。
参議院議員(2期)、参議院自由民主党政策審議会長、厚生労働大臣(第8代・第9代・第10代)、新党改革代表(第2代)、東京都知事(第19代)などを歴任した。
本作の内容は、次のとおり。(コピペです)
痴呆症、家庭崩壊…。あなたの話かもしれない。あなたの親の話かもしれない。母親の痴呆症の進行と、その介護の日々を通して体験した今の日本社会の問題点をリアルに綴る。
この本は1998年1月に刊行されています。
当時は私が37歳になった頃で、舛添さんがが介護の本を書くとは意外だなと思ったものです。
当時は、舛添さんが政治家になる前で、政治学者としての舛添さんを、テレビで見ていたものと記憶します。
それから、「襁褓」という単語をこの本のタイトルで、初めて目にしました。
そういう意味で、印象に残っている作品です。
が、当時は、介護とは無縁の生活だったので、本作を手にすることはありませんでした。
本作は、まだ介護保険制度が始まる前に書かれており、その辺を意識しながら読み進めました。
p11
介護は、一個人、一家庭だけでやれるものではありません。社会全体で介護という仕事に取り組まなければ、日本の活力は失われてしまいます。介護保険導入が日程に上るにつれて、「介護の社会化」が、国民のコンセンサスになろうとしているのは、喜ばしいかぎりですが、まだまだ個々のケースを見ると、家族だけで苦しんでいるところも多々あります。私がこの文章を書いているのは、社会全体で介護をする国に日本を変えるためです。
この辺には、執筆当時、49歳位だった著者の気合いが感じられます。
それから、本作では、「痴呆」という言葉が普通に使われています。
現在の認知症のことですが、その辺のことは、ウィキペディアには次のように書かれています。
この病は中国では失智、かつて日式漢語で痴呆(ちほう)と呼ばれていた。しかし、日本では、2004年に厚生労働省の用語検討会によって「認知症」への言い換えを求める報告がまとまり、まず行政分野および高齢者介護分野において「痴呆」の語が廃止され「認知症」に置き換えられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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特養や老人ホームにあずけた結果、母の認知症が進み、体力も落ちて歩くこともできなくなった……という悔恨。
東京から九州に仕事の場を移し、家も新しく建て、家族との確執も乗り越え……と、確かに悲惨な出来事が綴られ、彼の努力が並ではなかったことはわかった。
が、そんなことは、働いている人の大半には出来ないだろう……
職場の移動なんて簡単に出来ない。
残業も多い。
しかも、自分の家でさえままならないのに、家を母のために建てる!?
母を愛していることは伝わったし、苦労も読んだが、理想に過ぎる部分も大きいというのが実感。 -
4120027503 243p 1998・1・25 初版
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考え方が古い。
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ぞっとする内輪もめ、なにこれと思った