文明の多系史観: 世界史再解釈の試み (中公叢書)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120028168

作品紹介・あらすじ

西欧・イスラム・中国の三大文明が中世以降に分岐し、封建制度が西欧と日本だけに形成された理由は何か。西欧型の発展史観に代わる、壮大な歴史仮説。

感想・レビュー・書評

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  • 文明の発展は「近代化論」が想定するように線的、短系ではないことを論じています。日本の経済発展の要因を、東国武士団に発する「イエ」に求めているところがユニークです。その他にも、示唆に富む論考が多数あります。

    (メモ)
    血縁原理に基づく農耕社会、豊かな文化→騎馬民族(機能原理、実績主義的、移動による文化の非蓄積)との接触→血縁以外の結合原理として、有史宗教が発達→普遍原理、機能原理に基づく上層と、それを支える血縁原理的農耕社会の下層の二重構造による帝国

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