曹操 上: 魏の曹一族

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120028601

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすいのは良いのだが、内容は薄味。曹操を描くにあたり、覇者(政治家)・軍人として描くものは多いが、この本では一人の人間として描いている点が珍しい。魏軍を描いたものが読みたければ他のを読めと言わんばかりに軍の動きについてはばっさりと切り捨てているのが特徴。登場人物も少ない。官途についた若き時代~青州黄巾戦までを深くは掘らず、表面を撫でるように進んで次巻へ進む。

著者プロフィール

1924年-2015年。神戸市生まれ。大阪外国語大学印度語部を卒業し、終戦まで同校西南亜細亜語研究所助手を務める。61年、『枯草の根』によって江戸川乱歩賞を受賞し、作家活動に入る。その後、93年、朝日賞、95年には日本芸術院賞を受賞する。主な著書に『青玉獅子香炉』(直木賞)、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』(日本推理作家協会賞)、『実録アヘン戦争』(毎日出版文化賞)、『敦煌の旅』(大佛次郎賞)、『茶事遍路』(読売文学賞)、『諸葛孔明』(吉川英治文学賞)、『中国の歴史』(全15巻)などがある。

「2018年 『方壺園 ミステリ短篇傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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