- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120031502
感想・レビュー・書評
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ありふれてた青春だけど、自分にはこんな青春がなかったから、読んでて爽やかな気持ちになった!
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1990年、10人の浪人生、桜花寮の生活。
2000年、それぞれの道を歩む仲間との再会。
アキラを中心に、リョータの行方を探しながら、思い出の場面と交互に次々に再会していく。
ものすごい感動とかではないのに、読んだら、あー、頑張ろう!、みたいな気持ちになる。世代的にも懐かしい感。
勉強、できる時に頑張るって大事だな。
友だちって大事だな。
思い出って大事だな。
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こんな青春が送りたかったです。たぶん今まで読んだ小説うの中で一番好きかもしれません。単行本と文庫本を買った作品はこれだけです。
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「出会いと再会」「成績表とラーメン屋」「大三元と都庁ビル」「助太刀とネット検索」「酒宴ときっかけ」「湾岸戦争と大蔵省」「家出と東大」「学園祭と墓参り」「進路変更とユーゴ動乱」「センター試験とアート展」「発表と張り込み」「別れと旅立ち」の12編を収録。
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現在(2000年度)と10年前の浪人時代のそれぞれの
一年間を月ごとに章を区切って交互に語る物語。
10年前:浪人時代にやらかした青春のアレコレについての話。
現在 :浪人時代の友人と再会しながら、ある噂の真相を追う話。
現在と回想とを交互に語る形式はこれまでもいくつか
読んだことありますが、本によっては読みにくかったりするんよね。
物語が切れ切れになって最終的にもなんでわざわざ交互に
語ったのか分からないなぁという本もあるけんね。。。
でも、この本はその「つなぎ」の部分がとても上手で
次々と出てくる友人とのエピソードに微笑ましいものを感じたり
共感したり羨ましさを感じたりさせる一方、
噂の真相を追う現在の方も、続く展開はどうなるんだろう!?と
どんどんと読み進めたくなるような描き方になっています。
果たして主人公たちは青春時代に何をやってきたのか?
噂とは何か?その結末とは?
さぁ、気になってきたでしょ!?興味津々でしょ!?
タイトルと同様、読後感がとっても爽やかな一冊です。
ひとつ不満を探すなら、CLIMAXと呼べる部分がない事かな。
淡々と終わりに向かう感じ。
まー、それでもこの本の良さは色褪せない。
わたくしは浪人する必要なかったけど、こんな1年なら、
こんな仲間となら、一緒に過ごしてみたいなと思いました。 -
面白かった!
なんだかリュータがうらやましい。
そして女絡みの恨みはおそろしい。。。 -
浪人時代にすごした予備校の寮の仲間たち。
そのうちの一人を追いながら、過去を回想する物語。
なんとなく物足りない感はあるけれど、これが竹内さんの味か。 -
本気で勉強して、本気でバカやって、本当になりたかったもの。
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主人公ののほほんとした感じが好きで立て続けに2回も読んでしましました。浪人寮の話しです。