世界史

  • 中央公論新社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (668ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120031908

作品紹介・あらすじ

人間の歴史の流れを大きく捉え、「きわめて特色ある歴史上の問題」を独自の史観で、鮮やかに描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 長い。

  • 長かった。でも、これだけの内容が一冊に収められていて貴重なのかな。

  • 世界史についての古典的名著
    600ページにわたる大作だが、逆に600ページで良くこれだけうまくまとめられたものです

  • 世界史というと特定の人物に焦点が当たり語られることが多いが、本書は宗教、民族、食がどのように変化していき、どのように周辺地域に影響を与えていくかといった、大局的な観点で説明がなされている。

  • 駆け足で歴史の世界の流れがつかめる。
    読み終わった後、人間ってすごいなと思いました。

    著者のウィリアム・H.マクニール氏が言うようにこれは「ひとつの世界史。自称決定版を押し付けているわけではない。」
    様々な角度から捕らえるべきであると思います。

    にしても良い本である。
    たとえるのなら、取説の要らない電子機器。

    最新版も出ているようなので、そっちも読みたい。

  • 世界史について古代史から現代史まで、世界の全地域の歴史を俯瞰的に見ることができる本。

    高校の世界史より分析的で、各文化文明との比較を交えながらページが進んで行くので、教科書的な内容ではあるものの単調になってはいないため知的好奇心をそそられた。


    また、西洋人の学者から見た日本という視点から読んでも面白かった。日本人が日本人について語るよりも面白く、実用的に読めると思う。

    また日本人視点からして不足している中東とアフリカの歴史を世界史の大きな枠組みの中で読むことができる本でもあると感じた。

    この本を起点に興味を持った地域や時代をテーマに扱った本を読んでいくと、さらに歴史が面白くなると思う。

  • まず非常に読みやすい。
    文明の発祥の地、チグリス・ユーフラテス河の流域から西へ東へと広がっていった。ナイル河、インダス河、黄河へと。しかし中東以外の場所ではあまりその証明される遺跡が少ない。節目節目で時代を縦軸に横をそれぞれの文明で説明してくれているのもわかりやすい。これを学校の教科書に使用すればいいのに。
    しかし読むスピードが遅くなっているのには歯がゆさがある。

  • ★+1、現代アメリカで最も尊敬されている歴史学界の長老のひとり、ウィリアム・マクニール博士による一冊。初版は1967年。本作は、考古学、古代史部分が最近の研究成果を取り入れて大幅に書き換えられ、ソ連、東欧社会主義の崩壊までが追記された第四版。

    世界史という大きなテーマを扱おうとする場合、とてつもなく大きな誤解を引き起こし得るとしたうえで、それでもそれが発展し、歪曲し、解釈され直してなお、個々人が抱える問題に答えを見出すことに質すればよい、とする学者然としたリベラルな態度には脱帽するし、本当にいい意味で挑発的だと思います。
    世界史に悩む学生が読んで下されば、180度科目に対する印象が変わるんじゃないでしょうか。

    鉄の品質が勢力図を変えた古代史から、アメリカ発見以前の欧州における宗教と政治、その頃の太閤下日本に対する洞察のダイナミズムは痺れるほどクール。

  • 時代を細かく分けて、地域の関連も説明されているので、
    分かりやすく読めました。

  • わかりやすい歴史の教科書
    日本の歴史書って「配慮」がいっぱいあって、読みづらいもの多いから、外人が書いた歴史書は読みやすく感じる。
    白人中心主義も少し感じるけど、これもたいして気にならない。

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