夢みるピーターの七つの冒険

  • 中央公論新社
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本棚登録 : 41
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120032004

作品紹介・あらすじ

ぼく、夢をみているんだろうか、それとも…。空想少年ピーターのスリリングで、ちょっぴりせつない秘密の冒険。ブッカー賞作家が贈る、とっておきの物語。

感想・レビュー・書評

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  • あらゆる年齢のこどたちへの本。想像力をもって社会を捉えていく小説。児童文学という枠に収めるのは本当にもったいない。必読。

  • こういう子どもが主役のよき時代を描いた作品は、世の中に溢れかえっているし自分も沢山読んできたつもりだけど、正直!はじめて!いい!と思った!

    他の人のは、こういうものはこう書くと決まっている、こういう風に書くとより理想的であると「暑中見舞い」みたい感じしかしなくてさ、うんざりシマクリチヨコだったんだけど、やっぱりマキューアンってすごいのね。全然違う。

    だいたい流れ的というか話の筋はよくある感じなんだけど、表現力というのかしらセンテンスの選び方がすさまじく的確だった。

    というか暑いから脳味噌痛んできた。

  • 本人のあとがきで触れられているが、成長し切って伸びしろのなくなった当方のような大人が児童書と言われる本を読むのは確かにつらい部分あり。そこを超えていこうとする意気込みは買うがやっぱりなぁ、、、といったところかな。
    加えて他書で子供という生物のダークサイドをこれでもかと読者に読ませてきたこの作家の本性が絶えず頭から離れないのも本作の読後感にはマイナスに働いたかな。

  • 野田秀樹が朝日新聞で紹介していたので読んでみました。
    とても素敵な本でした。
    ふわふわと想像力がどこまでも行ってしまうのに、妙に地に足の着いた感じというか。
    絨毯とかシーツとかそういうものの匂いがする所が好きでした。
    やはり子供はいい。
    子供の物語というのは好きです。
    ピーターのようになりたいと夢みるのでした。

  • 想像することがどれほど楽しく、無限な広がりを持っているかを教えてくれる。子どもでも理解できる言葉で書かれた子どもについての大人向けの本。

  • 空想少年ピーターのお話。
    赤ちゃんと入れ替わったり、ネコと入れ替わったり!?
    思わず、「もしも○○になったらこんな気持ちなのかな」
    なんて考えちゃうわくわく面白い7つのお話です@

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著者プロフィール

イアン・マキューアン1948年英国ハンプシャー生まれ。75年デビュー作『最初の恋、最後の儀式』でサマセット・モーム賞受賞後、現代イギリス文学を代表する小説家として不動の地位を保つ。『セメント・ガーデン』『イノセント』、『アムステルダム』『贖罪』『恋するアダム』等邦訳多数。

「2023年 『夢みるピーターの七つの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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