女王卑弥呼の国 (中公叢書)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120033353

作品紹介・あらすじ

邪馬台国の比定地論争は江戸時代から続き、今日に至っても定説とされるものは成り立っていない。おびただしい比定地論争もさることながら、著者は長年この「国」を検証してみたいと思っていた。誰がこの「国」を起こしたのか。国号はどう読まれたのか。この「国」はどういう「王朝」が統治したのか。そして、どういう性格を持った「国」だったのか…。『万葉集』をみると、「やまと」にかかる枕詞に「虚空見つ」という言葉がある。この意味することは何か。遙か古代、遠い空からこの国を眺めおろした人物がいたという。では、この人物とは誰か。彼はどのようにして空中高くから大和を見下ろしたのか。-邪馬台国の疑問を解く糸口は、こうして目前に現れたのである。

著者プロフィール

1914~2007年。岡山県生まれ。1938年、関西学院大学法文学部文学科卒業。大阪教育大学教授を経て、同大学名誉教授。日本生活文化史学会会長。文学博士。専攻は文化人類学・古代史。著書に、『おもろさうし全釈』(清文堂出版)、『大いなる邪馬台国』(講談社)、『原弥生人の渡来』(角川書店)、『倭族から日本人へ』(弘文堂)、『古代朝鮮と倭族』『古代中国と倭族』『女王卑弥呼の国』(以上、中央公論新社)他多数。

「2020年 『倭人・倭国伝全釈 東アジアのなかの古代日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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