- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120033612
作品紹介・あらすじ
男は現場にもどってきた。銃弾が削り取るのは命だけではない。刑事として背負うものは人の心の闇なのか。慟哭の警察小説。
感想・レビュー・書評
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成沢了シリーズ第2弾。30年前の学生運動の時の事件からの話。同僚の冴が怒りっぽい子で、なぜかこちらのメンタルがやられそうでした…。
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4-12-003361-9 305p 2003.2,10 初版
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鳴沢了刑事シリーズ第2弾。
新潟県警を辞めて、語学採用として警視庁に入庁した鳴沢。
配属は東京の多摩地区の所轄。
そこで暴行魔を射殺した女刑事小野寺冴とコンビを組み、ホームレス襲撃事件を捜査する。
2人のどこか似てるようで、危なっかしく、不器用なやりとりが良く描けていると思う。
ストーリーとしては第1作から鳴沢刑事の成長ぶりを期待したのだが、まだまだ成長が足りない部分もある。
しかしそれはこのシリーズで鳴沢がどんな男になっていくのかが気になる読者は多いのではないかと思う。
残念なのは、1作目と展開が似ている点であり、もう少し、色を加えて欲しかったように思う。
3作目も読んでみようと思います。 -
アマルフィ で有名になった、外交官シリーズの一冊。アマルフィよりも、こちらのほうが面白いと思う。
ただ、こんな型破りな公務員がいたら、恐らくは、前線には出てこない、どっか外郭団体に飛ばされるだろうな と余計なことを考えてしまった。
フランスとスペインの間にある小国のことは、この本で初めて知った。いつか行ってみたい。 -
鳴沢了シリーズを初めて読んだ。思ったより読みやすく、面白かった。鳴沢の過去が気になる。