トリアングル

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著者 : 俵万智
  • 中央公論新社 (2004年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120035357

トリアングルの感想・レビュー・書評

  • 話の合間にピッタリの短歌がはさまってる。
    薫里とM、圭ちゃんの三角関係ともいえない微妙な関係と、美佳、アイツ。結婚に結びつくことが必ずしも幸せじゃない。結婚してても40.50.60が安泰ってこともない。
    その通りだと、今の私は強く共感できる。

  • 俵万智さんの小説初めて読みました。とても読みやすかったです。

    恋愛を結婚につなげることだけが、幸せではないのかもしれませんね。時々会って良い関係を続けることも素敵だと思います。老いて寂しいかといえば、結婚していても寂しくなる人はいくらでもいるわけですから。

    とても好きな本でした。

  • コンビニでスキンケアセット買うときに始まっている夜のシナリオ

    唐突に恋は始まるものだからさあもう一度いえもう二度と

    読後感が悪い小説だった。

    最初は小説とリンクした短歌(短歌とリンクした小説)がおもしろかったけど、浮気相手と別れる流れは主人公に共感できなくて嫌になった。

    不倫相手との関係は嫌いじゃないから、余計に腹立たしい。

    んー。
    残念無念。

  • 重い本を読んだあとだったので、軽い本を・・・と。
    新聞に連載されていた頃、ほんの何回か読んだんだけど、その場面がどこだか思い出せない。
    子ども。やっぱり一番大事なものかもしれない。

  • 恐らく俵さんの体験を元にしたと思われる女性の、既婚男性との不倫、年下の男との交際、など。そして端々に散りばめられた珠玉の短歌。とてもリアリティーがあります。そしてさすがに現代を代表する歌人、文章が洗練されてます。特にこの本は年下のボーイフレンドとの初めてのお泊りシーンから始まるのですが、リアルです。

    それとともに驚きなのが俵さんの写真や短歌から想像するイメージからは想像できない露骨な性描写。こんな人だったんだ。歌人で元高校教師、おかっぱ頭、お高いイメージがあったのですが、身近に感じられるようになりました。

  • いつも言い訳を探していて身勝手な主人公だなと感じました。
    彼女がMの奥さんや子どもに対し、罪悪感を感じていないことに驚きです。
    母や圭ちゃんにMのことを言えなかったのは、結局「不倫」に後ろめたい気持ちを感じているからでは??
    直接的な性的表現が結構出てきます。。

  • さらっと読みきれる娯楽小説。不倫相手の10歳のグラタンと焼肉が好きなお嬢さんと3人で食事をする場面があまりにも残酷すぎて、一気に興冷めした。主人公が描写する恋人である少女の父親との心地よさ、酔いっぷり、オシャレな時間の過ごし方が80-90年代の都心にあった軽々しさを描いている。あの頃(時代、自分の年齢)は良かったなんて郷愁にかられる事は皆無であった事が嬉しい。

  • Mの名前はなんだったんだろうなー。

  • 私は個人的に短歌集の方が好きです。
    短い言葉で綴られたその歌の背景を、自分で想像するのが好きなので。
    でも「伊勢物語」とかみたいな歌物語ってかっこいいなーと思いました。

  • 俵万智の小説。

    以前読んだことのある短歌達が、
    ストーリーに沿って、織り込まれている。

    短歌の良さは、少ない言葉で多くのことを
    想像させることにあると思うけれど、
    まぁ状況説明を小説として入れるのも、
    まちちゃんならいっか、といったかんじ。

    でも単純な短歌集のほうがいいな。

  • 久しぶりに林真理子以外の恋愛小説読んだ。やっぱり歌や俳句には凝縮された美しさがある。

  • (2004.10.15読了)(2004.10.10購入)
    歌人、俵万智の書いた小説処女作。歌人が書くからには、歌人の強みを出さない手はないということで、源氏物語と同様、物語の中に短歌が挟みこんである。

    主人公は、33歳の独身女性。名前は、薫里さん。職業は、フリーライター。作者と同じような職業だ。
    26歳のフリーター、圭ちゃんと付き合っている。圭ちゃんは、ミュージシャンを目指している。圭ちゃんとは友達(美佳)に連れて行ってもらった四谷の飲み屋で知り合った。
    デートを4,5回繰り返し、一緒に飲んでの帰り、部屋に誘われ成り行きで「長いキスの後、ごくあっさり、私たちは体を重ねた。圭ちゃんは、遠慮がちに入ってきて、そそくさと出て行った。気の弱い訪問販売の人みたいに。」
    薫里さんには、45歳のMがいる。Mは、フリーカメラマン。いわゆる不倫関係だ。彼の事務所は青山にあるので、少しでも合う時間を増やしたくて近くのマンションへ引っ越した。彼が忙しいふりをして事務所に泊まる時一緒に夜を過ごせる。
    「Mと始めて会ったのは、9年前、月刊誌の旅の仕事を通してだ。私は、大学卒業後、2年間働いていた編集プロダクションを辞め、フリーになったばかりだった。」
    「私は、確かにMに惹かれていたが、Mが家族の話をするのは、嫌ではなかった。むしろ、彼の身近な人たちのことを知りたい、とさえ思った。おかしな言い方かもしれないが、私に父と母と妹がいるように、Mに妻と二人の娘がいる、そんな風に感じていた。たいていの人には、家族がいるものだ。」
    「おいしいものを食べる、お酒を飲む、芝居や美術展に出かける、旅行をする、セックスをする。およそ、生きていて楽しいと思える時間のほとんどを、私はMと共有してきた。それが、この8年だ。」
    Mとの個人的な付き合いが始まったのは、「日本・ひと紀行」の連載が終わって、半年ほどたった頃に、パリへ二人だけで行かないかと誘ってきた時だった。
    ☆モロー美術館について
    「モローの絵というと、幾つかの「サロメ」ぐらいしか私は知らなかった。華麗だけど、ちょっと劇画みたいだなという印象を持っていた。が、それは印刷されたもので見たからなのだ。実際にもローの作品の前に立つと、絵の具で刺繍を施したようなマチエールに、釘付けになる。時間を砕いて粒にして、それを一つ一つ塗りこめたような繊細さだ。
     君と見るモローの神話の風景に閉じ込められてしまいたき午後」
    ☆Mとの関係
    「パリから帰ってきて、週に二回はMと朝食をともにするようになった。考えてみると、昼食や夕食を共にする友人は、男女を問わずたくさんいる。けれど朝食というのは、めったにない。それはやはり特別なことなのだ、と思う。」
    「セックスをするのは、Mが初めてではなかったけれど、セックスっていいな、好きだな、と心から思えたのは、彼が初めてだ。」
    「Mと抱き合うようになって、セックスも会話なんだ、と私は思うようになった。自分の体が彼に答え、彼の体もまた私に答えてくれる。」
    ☆圭ちゃんとの関係
    「相手の体を、異物として強く感じれば感じるほど、その裏返しとして、自分の体を、女として強く意識することができる。異物の最たるものはペニスだが、圭ちゃんのそれは、いい意味で十分な違和感を与えてくれた。」「Mの体は、異物ではない。」
    酔っ払って、圭ちゃんにさわったり舐めたり、激しくセックスした後、圭ちゃんは不能になってしまう。
    ☆エンド
    クリスマスに、取材で出張して帰ってきたら、部屋のドアノブに紙袋が重なって掛けられている。圭ちゃんからのワインとMからのプレゼントだった。これをきっかけに、圭ちゃんとは別れる(友達に戻る)ことにした。

    (「MARC」データベースより)amazon
    二人を同時に愛するのは... 続きを読む

  • 前読んだな…。

    短歌好きだ。

  • 学生時代の元彼・アイツと、
    不倫相手の本命Mと、
    飲み友達から彼氏になった圭ちゃん。
    恋愛と仕事と結婚の考え方も、現代的で共感しやすいし、
    身に覚えのある感覚がそこかしこに散りばめられていて、面白かったです。

  • 報われない恋の話?
    なんだか身勝手な人かなぁ…と感じてしまう主人公。ものはとりよう、立場も違えば考え方も変わるって事でしょうが、私はこの主人公に共感はできないなぁ…。

  • 彼女が書くと三角関係もどろどろしないのだなと思った。
    シングルマザーになることの説明書、歌を詠むための物語づくりという感じがした。

    やめとけという友がいたのに 読んでみて
              なるほどねえと 思った私

    斎藤美奈子の俵万智論に改めて納得。


    作成日時 2007年01月20日 17:25

  • ちょっと
    強がり
    ちょっと
    素直じゃなくなって
    ちょっと
    物事上から目線な
    結局自分が傷つくことを回避するために
    プライドを高く築いてしまったんじゃないかと
    あるいみ
    とっても自分に弱いような気がする

    なんかかなしい女性像と思いました。

    ふんわりとした見た目の俵マチさんだけど

    チョコレート革命やみだれ髪を
    「不倫してるのか」と感じたけど

    これまた
    妻帯者が関係するお話・・・・

    そういう幸せのあり方もあると思うんだけど
    でも
    私はやっぱり
    ちょっと寂しいと思うけどな


  • 俵万智、初の小説。新聞での連載時に強く惹きつけられたが、本になって読むと若干薄っぺらい印象。

  • 読みやすかった。

  •  俵万智の初めての小説だそうだ。この人は、歌は結構好きなのだけど、エッセイとかはぜんぜんおもしろくないなあと思っていた。さて、小説はどうなんだろうと興味深々で読み始めたのだが、なんということ。1章を読み終えた時点で、読んだことがあったなあとわかる。気づくのが遅すぎるというか、なんでここまで気がつかないかなあと我ながらあきれた。
     でも、その理由がなんとなくわかったような気がする。
     以前に読んだ時は、たいしておもしろいと思わなかったのだ。それが、どうしたことだろう。今回読み直してみて、すごく面白い。文章の隅々まで楽しめる。
     小説というのは、読むほうの心情とか状況にも影響があるのだなあとしみじみ思わされた。

     それはともかく、「トリアングル」である。「トライアングルのことかなあ」とぼんやり思ったのだが、3人の男女が出てくるので、きっとそうなんだろう。もしかして、フランス語読みだとこうなるのか?

     内容は、おそらく私小説といっていいのではないだろうか。既婚者と恋愛を続け、あげくに子どもを生むという選択をした俵さん自身とかぶるところがある。
     その合間に出てくる若い男の子、バンドで一旗あげるという夢をもつフリーターが、なんとも情けないのだが、その情けなさというのが、あまりにもありそうな話しなので、共感を呼ぶ。
     不倫をしている人や年下のフリーターと付き合ってる人だけじゃなくて、これからの自分の生き方というものを模索している人にとっても、おすすめの一冊だ。私はとにかく楽しめた。

  • 短歌が美しいです。
    30代独身女性は生き方がかっこいい。
    成功している場合に限るけど。

  • 三人の友人関係が織りなす話。新聞連載で読んだから、つながりきれてない部分も・・・もう一度読まないと。

  • 短歌+小説 と言う試みに星1つ足しました。きっと俵万智女史自身の不倫愛がひと段落ついてどうしても書かずにいられなかった物語なんじゃないかな〜などと勝手に想像したりして…自分と不倫相手とその妻 の △ではなく、あくまで自分を中心とした△なのがすごい(うらやましい…いやいや)不倫相手+自分+年下の恋人。性描写が結構あからさまで賛否両論あると思うけれどもこれくらいオンナ中心の恋愛があってもいいんじゃない!と思うのだ。

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トリアングルの作品紹介

妻子ある恋人と過ごす満ちたりた時間。年下の彼がくれる新鮮な刺激。二人を同時に愛するのは罪なのだろうか。著者初の長篇恋愛小説。

トリアングルはこんな本です

トリアングルのKindle版

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