自動車設計革命 - TPPに勝つもの作りの原点

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120045608

作品紹介・あらすじ

世界を席巻したトヨタ生産方式が変わる!いま自動車業界に何が起きているのか-関係者へのインタビューと工場ルポをとおして熾烈な「革命」の実相に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 特にない。
    前半読み応えがあったが、後半は普通の本であった。

  • あまり目新しい話は無かったが、最近の話題も多く、興味ある内容だった、

  • 自動車業界もいろいろあり大変な時期を迎えている。国内では自動車離れが若者に広がり、売り上げがかつてのようにはいかなくなっている。海外に工場を新設して、世界を相手に製品を売る部品会社が出てきている。以前のように「系列」の自動車会社のコバンザメとしてくっついているだけでは仕事がもらえなくなり、系例外の自動車会社に売り込むようになった。
     
     今回の本は、自動車会社、自動車部品会社の動き、ものづくりに対する考え方、凋落著しい電機業界との比較、これからのものづくりの展望など幅広く取り上げられている。

     日本における系列形成の系譜を見ると各自動車会社とその自動車会社の系列部品メーカーの関係が書かれている。昔だったら系列の自動車会社の言うことを聞いていれば安泰だったが、自動車会社の方は「脱系列」の動きを見せて、コスト削減を旗印にかかげて部品会社に厳しい要求をしてビシビシする。その上、著者も言及しているが「系列」が「カルテに」に当たるのではないということで、アメリカの司法省、欧州連合の欧州委員会から談合三兄弟」はダメよといいことで取り調べを受けて罰金や関係者が実刑判決で牢屋行きという事例も出ている。

     日本の自動車産業得意の「摺合せ」が通用しなくなっている現代でどうやっていくのか気になるところだ。

    矢崎総業とデンソーなどに対する判決

    http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM31019_R30C12A1MM0000/

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