お春

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120048661

作品紹介・あらすじ

艶やかで猥雑な江戸の夜。未だ男を知らぬ十七のお春。彼女をつけ狙う男たち。女と男の愚かな情欲が絡み合う-橋本治が文豪・谷崎にオマージュを捧げる快作時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 手代にレイプされて、かどわかされて、武士に手籠めにされて、家に戻って婿を迎えて、孕んだ武士の子供を流して終わり。
    主人公の感情が伝わってこない。感情移入はできない。淡々と物語がすすんで、「ふーん、そう」という感想だけ。

  • 最後はハッピーエンドのファンタジーですが、背中にぞくっと爪を立てる話でした。

  • きれいな着物。

  • 大店の一人娘の「お春」。
    父親の決めた相手に添うはずが、まだ何も知らない彼女の色香に、魑魅魍魎たちが引き寄せられる。

  • 好いた男の声と色めいた視線があればいい――艶やかで猥雑な江戸の夜。未だ男を知らぬ十七のお春が溺れた女と男の“愚の奈落”とは。橋本治が文豪・谷崎に捧げる快作時代小説。

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

「2019年 『思いつきで世界は進む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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