3男1女東大理IIIの母 私は6歳までに子どもをこう育てました (単行本)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120050749

作品紹介・あらすじ

子育ては自立より自活が大事。東大だけがゴールではない! 母も子どもも楽になる佐藤亮子ママの「超合理的」乳幼児期教育

2017年春、4人きょうだいの末っ子の長女も東大理IIIに合格、自身の子どもを全員東大理IIIに合格させた「豪腕ママ」。
「靴下をはかせて起こす」「子ども部屋はなし」など、その斬新かつ大胆な子育て・教育論で、テレビ番組や講演の依頼が殺到、今年の春からは浜学園のアドバイザーに就任しました。
著作は多数ありますが、本書は現在講演会でいちばん質問が集中し、かつ、まだ書かれていない、「乳幼児期からの子育て論」を中心にまとめています。佐藤ママの子育て論は具体的、論理的、詳細なノウハウがあるので男性、父親にもとても有用です。そしてその真髄は実は「究極の合理主義」と「悩まないこと」「前向きさ」「明るさ」にあります。これは、ゴールが「東大合格」でなくてもとても重要で、誰にでも盗める知恵なのです。世の多くの女性が子育てで直面する「悩み」「迷い」。それらを佐藤亮子流ノウハウで一刀両断します。
本書は妊娠幼児期の子育てに疲れ、悩む母親たちにも役に立ち、「子どものためになりつつ実はラクになる」方法が満載です。

第一章  佐藤家の乳幼児たちと新米ママ時代「自立」より「自活」。トイレトレーニングなんかいらない
第二章 3年で区切って考える 一年ごとに考えると焦るので、おおまかに!・0歳から3歳 ・4歳から6歳
第三章 おけいこごとはいつから? 必要なもの、不要なもの・運動系  ・公文など基礎学力系   ・楽器系   ・英語系
第四章 習い事・塾の組み合わせ方    ・子どもが飽きず、疲れず続く組み合わせを考える
第五章 幼稚園、保育園の選び方    ・一人ひとりの個性と刷り合わせる
第六章 実はお母さんもラクになる工夫の数々  ・オムツ  ・断乳  ・祖父母  ・ママ友  ・下の子との関係  ・上の子との関係  ・家の中の危険の避け方  ・検診の使い方 ・歯について  ・お母さんのありかた  ・お父さんのありかた ・食事  ・睡眠  ・離乳食  ・絵本 ・外遊び ・友達付き合い ・スマホ、iPad、パソコンとの付き合い方  ・お母さんの情報の集め方

感想・レビュー・書評

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  • 妊娠を機に、プレジデントBabyを買いました。そこで紹介されていた幼児教育に興味をもち、モンテッソーリ教育についての本や佐藤ママの本を読み始めた夫。本書は夫が先に読み、わたしにすすめてくれました。

    自分の子どもの頃を思い出しながら、自分の子どもにはどういう教育をしようかなあ、と考え始めています。今秋にインド人が中国人の人口を抜いて世界一になるので、やはり英語は必須かな。
    簡単な勉強や字の書き方は、できるだけ家で教えてあげたいと思っていたけど、やっぱり習いに行った方がいいのかな?英語は0歳頃から、水泳は3歳頃から習いに行かせたいと思っているけど...夫が帰ってきたら話してみよう。
    知育玩具にも興味があって、つみきとかあそびながら学べるもの、勉強系アプリ、英語の絵本の読み聞かせもいいなと思います。

    別に灘や東大に行かなくてもそこそこ勉強ができて自己肯定感が高ければいいと夫婦共々思っているので、基礎を身に付けて、成功体験を増やして、勉強に苦手意識をもたない子に育てたいな。
    わたしが田舎育ちであまり行けなかった科学館や博物館や美術館にもたくさん行きたいな。

    産まれたら読む時間がないだろうから、今のうちに幼児教育の本をたくさん読んで、夫婦で情報収集をして、産後の計画を立てていきたいです。

    ・子どものいる生活では「想定外」や「不自由」を楽しむ
    ・兄弟は平等に接する
    ・他人の子どもと比べない
    ・ 甘いおやつはイベントの時だけ
    ・絵本は3歳までに1万冊読み、童謡は1万曲歌う
    ・絵本の対象年齢はあまり気にしない
    ・小さければ小さいほどていねいに接する。上から目線で抑圧しない
    ・6歳までとことん甘えさせる
    ・習いごとや学校、部活の準備をすべてやってあげる(忘れ物をして叱責されると子どもが惨めな気持ちになるため)
    ・成功体験を増やし自己肯定感を高める
    ・「歯みがき」「箸の持ち方」「鉛筆の持ち方」は6歳までにしっかり身につける
    ・歯を磨く(歯みがき粉なし)→歯の隙間にデンタルフロスをかける→仕上げにフッ素を塗る→3ヵ月に1回の歯科検診→ごほうびにファーストフード店へ行く
    ・歯みがきの習慣を身につけるのは自我が芽生える前
    ・箸の持ち方だけでなく食事全体のマナーも教える
    ・1歳から公文で鉛筆を持たせる
    ・ふだんは甘い飲み物は飲ませない。イベントの時だけ
    ・テレビやスマホの画面を見せない。親が子どもの前でスマホをいじらない
    ・危ないものリスト(ピーナッツ、爪楊枝やフォークなど先の尖ったもの、片手鍋、流しの下の包丁、湯沸かしポット、薄いコップ、画鋲、アイロンやホットプレート、ヒモ、残り湯、洗濯機)
    ・3年先取り。1歳から3歳まで→ひらがなをマスターする。1ケタの足し算ができるようになる。4歳から6歳まで→公文式で小学校4年生のレベルまで進む
    ・家事は後付けでできるのでさせない
    ・ほしがるおもちゃは買ってあげる
    ・小学校4年生で塾に行き始めるまでは、毎日30分の公文とバイオリンの練習、週に1回の水泳
    ・嫌がるならやり方を変える

  • ゆるい子育てとありますが、やはりここって所とか軸がしっかりされていてすごいなと思います。

    子育ては自由がない不自由もあるがそれこそ醍醐味。今だけしか味わえない!

    毎日笑顔でニコニコ過ごす
    周りの人のSNSは見てみてという良いことしかきていない
    比較しても意味ない。我が子のペースで

    お母さんの仕事は食事でなく、食卓作り
    童謡と絵本。言葉の貯金
    子供だましはダメ
    6歳までは甘えさせていい

    歯、箸、鉛筆は一生モノ
    幼児教育はとりあえずやってみる
    後付けできない学力、思考力を先に。そして遊び

    習い事は詰め込みすぎない
    空白時間も必要経費

  • 著者の佐藤さんは、ご自分のお子さんを4人、東大に入れているママだそうです。
    目からうろこの話ばかり。
    手を抜くところがあるから優しくできる余裕がうまれるのかもしれないですね。
    とても頭がいい、子煩悩なお母さんだと思いました。

  • 子供への接し方が本当に素晴らしく、東大理IIIに入れたことの何倍も評価されてほしいです。ただ、これはこのお母様のアレンジ子育てなので、模倣すりゃいいというものではなく、これぐらい芯を持ってこだわり、貫くことを見習いたいです。

  • 佐藤ママの全教育行為が子供のため。
    それも目の前の。
    自分の親がこうやっていたから、世間ではこうしている人が多いから、などの理由に惑わされず、自分の目の前の子供がどうすれば楽しめるか、喜ぶかということを長い目で見ている

    72歳の女性の話は印象的
    戦争などで勉強がなかなかできなかった
    勉強しようと思い、夜間学校に通い始めたが、ひらがなのあ行を習得するだけで何ヶ月もかかった

    つまり教育には旬がある

    後から身につけられるものと今しか身につかないものがある

    それらを見極め合理的に教育をしている

    例えば、箸や鉛筆の持ち方。食事のマナー。その他作法。
    小学校入学前に、文字が書けるようになる、水泳、基礎計算力。小学校に入り劣等感を抱いてからは遅い。
    あとは遊び。歯の磨き方。
    乳歯が生えたときからフロスまで使って一人20分歯磨き。

    一方で、家事はあとからでもよい。なるほど。

    習い事は半年とりあえずやってみる。焦らない。早くに見切りすぎない。十人十色のペースがあるのだから。

  • 無料で行われた佐藤ママの講演会をzoomで見てから、佐藤ママのイメージが「強烈な教育ママ」から、「子供の事が大好きな、男前なお母さん」に変わった。

    この本も「子供を頭の良い子に育てる本」だと思って手に取らないのはものすごくもったいないと思う。

    私も子供がもっと小さくて大変だった時に
    この本に出会えていたらどんなに気持ちが楽になっただろうと思う。

    子育てが大変、辛いと思っているお母さんに是非読んでほしい。

  • 0歳の子どもの育児を今まさにしている私は思い通り、時間通りにいかないことで、自分にイライラすることが多くなっていた。
    が、そのような「不自由さ」を味わい尽くしてこそ「これぞ、子育ての醍醐味!」と考えて楽しむ。というハッキリとした考えは分かりやすいくが、実際なかなか出来ないことで、4人も子育てしながらそのように一貫して考えられていて本当に凄いし、素晴らしいと思った。
    この本を読んで1番印象に残ったことはそれに尽きる。

    その他、印象に残ったこと。
    てんやわんやでもただでは起きない。
    きょうだいは差別しない。
    手を抜けるとこは抜く。
    子育て情報は我が子オリジナルの方法を考える材料。
    SNSは順調な人しか発信してない。←見ない気にしない
    食事でなく、食卓をつくる
    名前を愛情を持って呼ぶ。
    絵本一万冊、童謡一万曲
    子どもだましをしない
    しゃべりまくる
    甘えされる。甘やかすのではない。
    成功体験をたっぷりと。
    歯、箸、鉛筆は最初が肝心
    ハレ、ケのメリハリ
    画面漬けしない
    体調が崩れるサインをみつける
    幼児教育はとりあえずはじめる

  • 「ゆるい」とは著者はいうけど全然ゆるくないと感じるずぼら母です(笑)。

    真似できるところから
    ・絵本毎日10冊、童謡10曲を3歳まで(毎日10できなくても可能な限り)
    ・歯磨きは丁寧に
    ・歯科検診は3か月に1回イベント「ハレの日」として
    ・お箸の持ち方
    ・鉛筆の持ち方

    これらは真似させて頂こうと思いました。

  • 何を考えているかわからないお母さんにならないこと。オープンな母親の姿を見ることで、子どもも安心して自分のことを伝えてくれる

  • 四人もの子どもを育てながら生活を回す佐藤ママの知恵がたっぷりと載せられています。

    ●上履きは洗わずに新品を買う
    ●アイロンはかけない(子どもの火傷防止のため)&アイロン不要の服を買う

    ほかにも色々とありました。
    リスク管理が徹底している佐藤ママ。
    本当に賢い方なんだろうなと思いました。
    勉強の面にばかり注意が向けられがちですが、子どもに対する深い愛情を感じましたし、子育てできるのは短い期間なのだという繰り返されるメッセージから励みを得られました。
    子育て真っ盛りで忙しい方たちにこそ読んでもらいたいです。
    佐藤ママのほうが適当じゃん!とホッとする場面もありましたよ(笑)。読んで良かったです。

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著者プロフィール

作曲科・ピアニスト。国立音楽大学作曲学科卒、同大学院作曲専攻音楽理論コース修了。

「2018年 『女声合唱とピアノによる日本の歌 郷愁に寄せて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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