エルドアンのトルコ-米中覇権戦争の狭間、中東で何が起こっているのか (単行本)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120052194

作品紹介・あらすじ

2016年7月、トルコで不可解なクーデター未遂事件が起こった。政府は「首謀者」を名指ししたが、世界は不信を深めている。漂流を始めたトルコの行方とは。世界情勢を背景に広い視野で考察。

感想・レビュー・書評

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  • 今のトルコを知るために。
    本書を読んで、エルドアン大統領がどういう人物なのか、そして、トルコで何が起こっているのかをよく理解できた。
    このまま突き進むのか崩壊するのか、民主主義の復活で栄えるのか…いずれにしても試練の連続だなー。しかし、酷い大統領。誰もこの国に投資しなくなるよ。
    今の状況を理解しておくと、以下のようなニュースを見ても捉え方が多面的になる。

    トルコ「批判するなら難民360万人送る」 EUに警告:朝日新聞デジタル
    https://www.asahi.com/sp/articles/ASMBC0VKWMBBUHBI04R.html

    で、勉強になるのは良いのだけど、トルコ以外の内容が半分近くを占めていて、(特にトルコ目的なら)読んでいてしんどい。もちろん、近隣国やEU、米国、ロシア、中国などの情報も必要なんだろうけど冗長ですね。全体的に、述べたいことをそのまま書き連ねていて、ややまとまりに欠ける印象。

  • 2016年7月に起きたクーデター未遂事件以降、大国トルコは危うい変化の途上にある。激化する米中対立の中、世界情勢の行方とは。

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著者プロフィール

松富かおり

ジャーナリスト。1959年、鹿児島市生まれ。東京大学文学部社会心理学科卒業。1983年から1999年までTBSで記者、キャスターを務める。代表番組は、「筑紫哲也 ニュース23」、「朝のホットライン」など。1999年、夫である松富重夫の赴任に伴いニュージーランドに。外交活動に協力しながら、ヴィクトリア大学にて国際関係学修士号を取得。2001年から、トルコ、フランスで、日本国公使の妻として外交活動を助ける。2014年からイスラエル大使夫人、2016年からポーランド大使夫人として、滞在国と日本とのさまざまな交流に尽力。2018年に帰国し、ジャーナリスト活動を本格的に再開。著書に、『レサレクション』(講談社、2005年)、『10年後の自分のための36の習慣』(すばる舎、2013年)がある。

「2019年 『エルドアンのトルコ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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