- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120053887
作品紹介・あらすじ
大震災、新型感染症などの災厄に襲われたとき、どのように社会の期待に応えるか――――。
AI、生命科学、宇宙科学の急速な進展のなか、いかなる規範を自らに課すべきか――――。
「科学者の責任」をめぐる13の視座。
〈目次より〉
【第Ⅰ部 社会に開かれた研究倫理】
●第1章 野家啓一(東北大学名誉教授)
「3.11以後の科学と倫理」
●第2章 酒井邦嘉(東京大学大学院総合文化研究科教授)
「ロボット三原則と科学者三原則」
●第3章 廣野喜幸(東京大学大学院情報学環/総合文化研究科教授)
「科学者の社会的責任――専門知の失敗と責任システム」
【第Ⅱ部 これからの生命・AI・宇宙時代に問われるもの】
●第4章 須田桃子(NewsPicks副編集長)
「合成生物学の倫理とデュアルユース性」
●第5章 小川眞里子(三重大学名誉教授)
「感染症の科学と倫理」
●第6章 鈴木邦彦(米国ノースカロライナ大学名誉教授)
「遺伝病医療の倫理」
●第7章 前野隆司(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)
「AI時代の科学技術倫理」
●第8章 江間有沙(東京大学未来ビジョン研究センター特任講師)
「『本人らしさ』の探求と演出――人工知能技術による『よみがえり』をめぐる論点」
●第9章 神崎宣次(南山大学国際教養学部教授)
「人類の生存と宇宙進出の問題」
【第Ⅲ部 文化としての科学倫理思想】
●第10章 村田純一(東京大学名誉教授)
「科学の創造性と倫理性――ベーコン的科学の行方」
●第11章 岡本拓司(東京大学大学院総合文化研究科教授)
「原子爆弾と『聖断』」
●第12章 正木晃(宗教学者)
「宗教由来の倫理は科学の倫理に応用できるか ? ――嘘(捏造)をめぐる考察」
●第13章 安藤礼二(多摩美術大学美術学部教授)
「エコロジー思想の起源とその両義性」
あとがき 金子務先生を偲んで 酒井邦嘉
感想・レビュー・書評
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【所蔵館】
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請求記号 407/Ka 53
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新型コロナ対策でも注目された科学者の倫理とは? AI時代に科学とどう向き合うべきか? 最先端の研究をわかりやすく解説する。
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アインシュタインの原爆への後悔,1975年アシロマ会議での遺伝子組み換え実験の一時停止,人類は科学技術の危険性を察知し,自制してきた.
AIの発展によって今後どのような危険が生じるのか.きちんと考え,科学者だけではなく哲学者も交えて議論が行われていく必要性を感じた.