- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120054266
感想・レビュー・書評
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涼音のおじいちゃんの言葉が深いです。
アフタヌーンティーは知っていたけど
歴史については知らなかったのでなるほどって
なりました!
アフタヌーンティーは1人でも大人数でも
楽しめる素敵な時間なのだと感じました!
読んでいて温かくなる話です!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アフタヌーンティーを作るスタッフたちのお話。
色々な葛藤や問題があるけれど、少しでも前向きに。
甘味はご褒美。
ほっとする素敵なお話。 -
お仕事小説なのか、冒頭から意地悪なイケメン出てきたし軽い話なのかな、と読み始めたけど、全然違ったー
読みやすくて表現が軽やかなのに、働くこと、多様性、女の生き方、世代間ギャップ、正規非正規雇用の格差等など、今どきホットな話題がガッツリ入ってる。
涙腺がゆるくなってるのか、第2話以降、章末で必ず泣いた。今の自分に沁みる内容だったのかな。
一筋縄ではいかない世界を、自分はどう生きるのか。その覚悟が大切。 -
「お菓子はご褒美。だから、だらしない気持ちで食べてはいけない。」
お菓子を食べる時間は、自分へのご褒美。
そしてこの本を読む時間も、自分へのご褒美。
装丁がとても綺麗でおしゃれで、眺めているだけでアフタヌーンティーを味わっている気分になれる本。
本物のアフタヌーンティーも、いつか体験してみたい。
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面白かった。
どちらかというと、ホテルのラウンジで働く、携わる人々を描いたお仕事小説。
それぞれの立場で悩み苦しみ、自分なりの答えを出して前に進んでいく。
性差、障害、派閥、国籍、出産…様々な事情が作中には、出てくる。
でも、お菓子はどんな事情を抱えた人でも、頑張りたい人、頑張る人へのごほうびなのだ。
鈴音の祖父の言葉が素晴らしい。
鈴音と達也の今後はどうなるのだろう。
二人の今後の関係もとても気になる。
続編希望。
装丁もですが、作中に出てくるお菓子がどれも美味しそう。
コロナ禍になる前からアフタヌーンティーを食べに行こうと思っていたら、コロナ禍になり、行けずじまいに。
安心して外食できるようになったら、絶対に食べに行く! -
物の見方は見る方向や立場、考え方、生い立ち、事によってはその時のメンタルによって変わる。
アフタヌーンティーという相当に特別な響き…と思うことも私の環境や生い立ちに依るもの。
それを卑屈に思うか未知への期待とするか?で景色は変わる。 -
面白かった〜!
お仕事小説としても連作短編小説としてもとってもよかった。暗い気持ちのときになんとなく励ましてくれる小説書くのがうまい人だなって思う。押し付けがましくなく、そっと寄り添ってくれる友達みたい。