徳川家康: 組織者の肖像 (中公新書 17)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121000170

感想・レビュー・書評

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  • かなり古い本だけれども、
    読む価値は十分にあります。
    なぜならば、歴史では習うことのない
    彼の姿を見られるから。

    まず決して彼は境遇には恵まれていなかったこと。
    あくまでも、最初は秀吉よりも下でした。
    そして、悲しい出来事も経験します。
    戦乱の世だから仕方ないとしても、
    あまりにもむごいことをやらなければならなくなるのです。

    彼はその賢さゆえに
    天下を取ったといえましょう。
    でも、最後は少し急ぎすぎましたね。

    確かに天下を取ったものの、
    その裏では農民は大変な目にあっていたのは
    いうまでもありません。

  • 科学的歴史学の立場から組織者となる条件を家康の中に探る。
    三河の一大名から五カ国の覇者へ。関東支配と豊臣秀吉との対決、関ガ原合戦の勝利によって天下統一にいたる徳川家康の雄大壮烈な生涯。それは、人を組織し、時代を動かす先頭に立つことができる組織者とはなにかを考える、絶好の素材である。本書は徳川三百年の封建体制の基礎を築きあげた組織者を、科学的歴史学の立場からうきぼりにした家康伝の決定版であり、激しい競争の中にいる現代人には貴重なデータとなる。

    内容は、文庫版と同じ。サイズが大きい分こちらの方が読みやすいか。
    参考文献が一部異なる。(読者がより理解を深めるための参考となる文献という纏め方をしている。新書が文庫化されるまでに20年の間があるため、見直されている)どのような内容か箇条書きがあるのも嬉しい。

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