ラテン・アメリカ史 (中公新書)

著者 : 中屋健一

• 中央公論新社 (1980年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[マタンさんの感想 · 2014年4月22日]

かなり本としては古い部類の本に入るので、
国の表記にン?と思うところはあるのは
経年ということで大目に見ましょう。

だけれども、本当にこれら中南米の国は
苦労の連続なんですよね。
大国に搾取され、教育もまともに受けなかったので
独立してからの苦労は並大抵のものでは
ないという。

ほとんどが独裁、かつ民衆を考えられない
主導者が多かった中、
少ないながらもまじめに政治に取り組み、
任期を全うして、光景に任せる主導者がいたことを
忘れてはいけません。

この部分だけでも一読の価値ありです。