本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121001580
感想・レビュー・書評
-
明治維新の成就には、高杉晋作、坂本龍馬など倒幕の志士たちと並んで、幕府内開明派の役割を無視することはできない。咸臨丸を指揮して日本人初の太平洋横断、神戸海軍操練所の開設による志士との接触、西郷隆盛との会談を通しての江戸城無血開城実現など、そのには、時代の要請する海軍の技術を習得しつつ、官僚としての地位を昇りながら、なお統一国家のビジョンを持つにいたる幕臣勝海舟の紆余曲折に満ちた生涯がある。(1968年初版、1996年第37版)
・はじめに
・Ⅰ 修業時代
・Ⅱ 海舟の登場
・Ⅲ 長崎伝習と咸臨丸渡洋
・Ⅳ 国内一致への模索
・Ⅴ みずから倒れ、みずから削り
・Ⅵ 最後の仕事
・むすび
1968年刊という古い本、生い立ちから江戸開城までを解説している松平慶永の大政奉還論など面白い。長州征伐の後始末、宮島の会談では一新(大政奉還)をもって長州藩を説くも慶喜の裏切りによって梯子を外されたとの事。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同じ著者の「勝海舟と西郷隆盛」より古いが読みやすい。アプローチが全然違うが。要査読。