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- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121005243
感想・レビュー・書評
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日常の行為や精神病理の具体的な事例を取り上げ、その人間学的意義について考察している本です。
著者自身「あとがき」で、特定の有名な心理学者や流派を下じきにしておらず、また一見「科学的」な心理学にも依拠せず、著者自身の臨床体験から紡ぎ出した「手織り」の心理学だと述べているように、具体的なところから人間の「実存」に迫っていくところにおもしろさを感じました。
先に読んだ著者の『人間の限界』(岩波新書)と重なる議論が多いのですが、NHKの「テレビ大学講座」でおこなった講義をもとにしている本書のほうが、議論がまとまっていて読みやすい印象を受けました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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