シチリア・マフィアの世界 (中公新書 904)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121009043

作品紹介・あらすじ

マフィアをシチリアを源とする犯罪組織とする見方があるが、本来は、シチリアの苛酷な風土・圧制の下で育まれた、名誉と沈黙を尊ぶ民衆の行動規範を意味する。民衆の「生の顕示」である特質を変え、犯罪組織としてイタリア近・現代政治を動かしたマフィアの実像に迫る。

著者プロフィール

1943年、東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。文学博士。東京経済大学教授を経て、現在、東京経済大学名誉教授。著書に、『赤シャツの英雄ガリバルディ――伝説から神話への変容』(洋泉社、マルコ・ポーロ賞受賞)、『シチリア・マフィアの世界』(中公新書、講談社学術文庫)、『「クオーレ」の時代――近代イタリアの子供と国家』(筑摩書房、ちくま学芸文庫)、『大理石の祖国――近代イタリアの国民形成』(筑摩書房)、『第三のローマ――イタリア統一からファシズムまで』(新書館)、『匪賊の反乱』『ピノッキオとは誰でしょうか』『マッツィーニの思想と行動』(太陽出版)、『「イタリア」誕生の物語』(講談社選書メチエ)、『ムッソリーニの子どもたち――近現代イタリアの少国民形成』(ミネルヴァ書房)、『ガリバルディ――イタリア建国の英雄』(中公新書)、訳書に、スティーブン・ランシマン『シチリアの晩祷――十三世紀後半の地中海世界の歴史』(榊原勝共訳、太陽出版)など。



「2019年 『地中海の十字路=シチリアの歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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