都市フランクフルトの歴史: カール大帝から1200年 (中公新書 1203)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121012036

作品紹介・あらすじ

カール大帝の文書に地名が記されて、今年1200年祭を祝うフランクフルト。中世以来、神聖ローマ皇帝の選出・戴冠都市であり、大市開催地であり、近代にあってはドイツ統一運動と国際金融の中心地となり、今日では欧州連合の中央銀行の所在地となった。この地はまたゲーテ、ロスチャイルドを生み、ビスマルク、ヒトラーに嫌われた都市でもあった。本書はこの特異な都市の歴史を辿り、ドイツの歴史を興味深く描き出している。

感想・レビュー・書評

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  • 地元の図書館で読む。読んだのは、プロシア帝国と戦後の部分です。この都市が、欧州の金融センターであることがわかりました。ただし、その理由がよくわかりません。何故、ベルリンとの競争に勝利したのでしょう。

  • [ 内容 ]
    カール大帝の文書に地名が記されて、今年1200年祭を祝うフランクフルト。
    中世以来、神聖ローマ皇帝の選出・戴冠都市であり、大市開催地であり、近代にあってはドイツ統一運動と国際金融の中心地となり、今日では欧州連合の中央銀行の所在地となった。
    この地はまたゲーテ、ロスチャイルドを生み、ビスマルク、ヒトラーに嫌われた都市でもあった。
    本書はこの特異な都市の歴史を辿り、ドイツの歴史を興味深く描き出している。

    [ 目次 ]
    第1部 中世から近世へ(中世都市フランクフルトの成立;国王の選挙と戴冠式;大市の発展とブックフェアの起源;ユダヤ人とゲットーの建設;宗教改革とフェットミルヒ反乱)
    第2部 近世から現代まで(ゲーテの時代―フランス革命前後;フランクフルト国民議会からプロイセン都市に;産業革命と都市の拡大、金融都市化;ワイマールからナチ体制へ;終戦の破局からヨーロッパの経済首都に)

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著者プロフィール

1937年、東京生まれ。
1966年、早稲田大学大学院文学研究科史学(西洋史)専攻博士課程単位取得退学。
東洋大学経済学部教授、早稲田大学文学部・文学学術院教授を経て、現在は、早稲田大学ヨーロッパ文明史研究所研究員。博士(文学)
主な著訳書
『ドイツ中世都市の自由と平和』(頸草書房、2007年)、『都市フランクフルトの歴史』(共著、中公新書、1994)、『近世ヨーロッパの東と西——共和制の理念と現実』(編著、山川出版社、2004年)、『西洋中世史事典』(共訳、H. K.シュルツ著、ミネルヴァ書房、I 1997年、II 2005年)ほか。

「2009年 『東アジアの歴史 その構築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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