ハワイ・南太平洋の神話: 海と太陽、そして虹のメッセージ (中公新書 1378)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121013781

作品紹介・あらすじ

ハワイ・南太平洋世界、すなわちポリネシア、メラネシア、ミクロネシアの島々に住む人々の神話には、日本の神話と類似したモチーフが発見できる。神話を南太平洋の自然現象、航海、農耕、漁撈、人々の生と死、社会と王権という具体的な脈絡のなかに置いてみると、そこに南太平洋の人々の生活と生活に根ざす世界観と思想が見える。本書は南太平洋の神話に生命を与え、同時に日本の神話や古代文化を南の海から照射する試みである。

感想・レビュー・書評

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  • 夢物語なハワイじゃない、民俗学の視点で捉えたハワイ。奥深いな。アイヌや琉球の人々のことも思った。

  • ・日本の海幸・山幸神話にある「釣針喪失神話」は環太平洋的に分布の広がりが見られる。
    ・ラピタ文化:紀元前1,600年頃~前500年頃
    ・イースター島=ラバヌイ島
    ・南太平洋の三つの言語系統:オーストラリア・アボリジニー語系統、パプア語系統、南島語系統
    ・ハワイの創世神話『クムリポ』

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著者プロフィール

1941年生まれ。東京大学名誉教授(東洋文化研究所)。
専門は西アジア史およびイスラーム史。
主要著作は、単著に『ビジュアル版 イスラーム歴史物語』(講談社、2001年)、 『ムハンマド時代のアラブ社会(世界史リブレット100)』(山川出版社、2012年)、共訳にイブン・イスハーク著、イブン・ヒシャーム編註『預言者ムハンマド伝(イスラーム原典叢書)』(全4巻)(岩波書店、2010年~2012年)など。

「2014年 『イスラームの誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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