- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121014979
作品紹介・あらすじ
「子どもが可愛くない」、「子どもが分からない」という母親たち。果ては子どもを放置、虐待し、死に至らしめてしまう例も。いま、母性に異変が起きている。母性本能の解体や消失が、深いところで不気味に進行しているのである。この状況を前に、そもそも母性とは何なのか、なぜ解体、消失してしまうのか、そしていかにすれば修復できるのかを、母性に関する科学的・実証的研究の成果と、著者自らの心理療法の経験にもとづいて解明する。
感想・レビュー・書評
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「母性の神話」は、社会的構築物にすぎないというフェミニズムの主張を批判しつつ、子どもの成長に母性が果たす重要な役割について説いた本です。
人間にとっての母性は、昆虫などのように盲目的に解発されるものではなく、文化と密接にかかわっているという本書の主張はそれなりにわからないでもないのですが、生物学的な地盤となる本能と、社会や文化との複雑な関係を、あまりにも単純化しているような気がします。すくなくとも、生物学的な地盤と文化との関係には、多様なかたちがありうるでしょうし、現にあるということは認めるべきなのではないかと考えます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
課題図書 社会に向けた主張なので具体性が無い
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父性が不足すると子どもは無気力になり、父親が権威主義であったり暴力的だと、子どもは反抗的・暴力的になる傾向が見られる。母性が不足すると子どもは攻撃的になったり粗暴になったりし、また支配的な母親の子にはうつ症状が出やすい。
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読了
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今の時代に 女性 そして 母性が失われつつあります。 本当に悲しい限りです。 作者の林氏 の 訴えや 真のメッセージが多くの方に届けばと私も思います。