アジア政治を見る眼: 開発独裁から市民社会へ (中公新書 1582)
- 中央公論新社 (2001年4月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121015822
作品紹介・あらすじ
二〇世紀後半のアジア諸国の政治を眺めると、七〇年代に始まる開発独裁の時代と、民主化運動の爆発や民主的政権交替が起こった八〇、九〇年代との対照が際立つ。なぜ、アジアに開発独裁政権が生まれ、その多くが八〇年代後半以降に終焉を迎えたのか。「市民」はどのような役割を果たしてきたのか。韓国、台湾、インドネシア、マレーシア、シンガポールの政治と社会の構造的変容を概観し、アジア政治の今後を展望する。
感想・レビュー・書評
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この本は韓国、台湾、インドネシア、マレーシア、シンガポールの5つのアジア国家について書かれている。
この5カ国に共通するのが「国家統合」→「開発独裁」→「民主化運動」というバックグラウンドである。
アジアを先見しようとするならば、この5カ国の背景は頭に入れておくべき。
内容も充実しており非常にいい本だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
開発主義国家は、植民地支配を脱却して政治的、経済的自立を目指す東アジア諸国にとり、政治体制、経済政策、社会管理が一体になったトータルな国家体制であった。
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第3章「インドネシア スハルト開発主義国家の崩壊」
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