サンクト・ペテルブルグ: よみがえった幻想都市 (中公新書 1832)
- 中央公論新社 (2006年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121018328
作品紹介・あらすじ
一七〇三年、大帝ピョートルは、西欧世界へ開く窓となる都を構想し、荒涼たる大地に鍬入れをした。ヨーロッパの美意識を取り入れたロシアの都には、独自の文化が花ひらいたが、社会主義時代には、レニングラードと改称されるなど、歴史を否定することさえ余儀なくされた。いま、受難の時を乗り越え、ペテルブルグは、往時のあでやかな姿を取り戻しつつある。訪れる人を幻惑せずにはおかない聖なる都を巡る旅に出かけよう。
感想・レビュー・書評
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現地に住んだことのある著者だから書ける、内容盛りだくさんのガイドブックといった感じの本。
読みやすく、写真も多いのでイメージがふくらんで楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サンクトペテルブルクって、新しい人工都市だったんですね。知らなかった。それにバカでかいとか。楽しみ。全く知らない私には入門書としても少しハードル高かった。行った後で読み返してみるのも良いかも。
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観光に必携
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ざっと速読レベルでの読み。こりゃ、実際に街に行ってからじゃないと、文字情報だけで、文章拾うのはキツそう。
旅行の時に持って行こうかと思う。 -
サンクト・ペテルブルグの街並みや、どのようにして、できた街なのか、その街並みの写真もついていて、とてもおもしろいものでした。
熊本学園大学:(iruPu) -
元外交官によるサンクトペテルブルグのガイドブック。冬宮(現エルミタージュ博物館)を始め、18世紀に造られた人工都市であり帝政時の首都であったこの街の建築・芸術を中心にした解説は、旅に良し読むも良しである。
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ロシアに関連する(政治、経済以外の)書籍はなるべく読みたいと思っているのだが、なかなかそうはいかない。しかし、これは丁度新書で読みやすそうだし、あまり良く知らないサンクト・ペテルブルグの話なので、面白そうだと思って読んでみた。知っていることも書かれていたが、知らないことがたくさん書いてあって面白かった。ちょっとしたガイドブックにもなると思うので、ピーテルに興味のある人は読んでみた方がいいかもしれない。この本で新しく知った、見ておきたい建物を、ぜひ次回ピーテルに行った時に見てこようと思う。【2006年7月27日読了】