健康・老化・寿命: 人といのちの文化誌 (中公新書 1898)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121018984

作品紹介・あらすじ

糖尿病、心臓病、がん、感染症-生命を脅かす疾患の解明は進み、治療法も進歩した。しかし寿命には限界がある。いったい何が寿命を決めるのか。人はなぜ太り、歳をとり、病気になるのか。本書は、がんと狭心症を体験した著者が、歴史と生物進化の視点から、遺伝子と病原微生物の狩人たちの人間ドラマを背景に描く、臨場感あふれる医学物語である。生と死をめぐる文学作品や映画の名場面が知的好奇心に彩りを添える。

感想・レビュー・書評

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  • S490.4-チユ-1898 000497743

  • 碩学の書というにふさわしい。たばこをやめる、野菜を食べ塩分を控え、カロリーをとりすぎない、運動する、毎年健康診断を受けるという至ってまっとうな話だが参考文献と書きぶりが素晴らしい。

  • 寿命、老化、肥満、糖尿病、循環器疾患、がん、感染症、生活習慣(病)、別れ(死別)について書かれた本。
    著者ががん研究の専門医ということもあり、専門家が書いた本のいわゆる難しさをそこまで感じずすらすら読める。
    面白いからいずれ再読したい。どの章だけ拾い読みしても楽しめそうな感じ。

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著者プロフィール

黒木登志夫

1936年、東京生まれ。東北大学医学部卒業。専門はがん細胞、発がんのメカニズム。1961から2001年にかけて、3カ国5つの研究所でがんの基礎研究をおこなう(東北大学加齢医学研究所、東京大学医科学研究所、ウイスコンシン大学、WHO国際がん研究機関、昭和大学)。英語で執筆した専門論文は300編以上。その後、日本癌学会会長(2000年)、岐阜大学学長(2001-08年)、日本学術振興会学術システム研究センター副所長(2008-12年)を経て、日本学術振興会学術システム研究センター顧問。2011年、生命科学全般に対する多大な貢献によって瑞宝重光章を受章。著書に、『がん遺伝子の発見』(1996年)、『健康・老化・寿命』(2007年)、『知的文章とプレゼンテーション』(2011年)、『iPS細胞』(2015年)、『研究不正』(2016年、いずれも中公新書)ほか多数。

「2022年 『変異ウイルスとの闘い――コロナ治療薬とワクチン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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