食の人類史 - ユーラシアの狩猟・採集、農耕、遊牧 (中公新書 2367)
- 中央公論新社 (2016年3月24日発売)
本棚登録 : 238人
感想 : 24件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121023674
感想・レビュー・書評
-
アジアやヨーロッパで展開してきた狩猟採集や農耕の歴史を、自然環境や植生などとからめて描く。地理学、考古学、人類学、etc.多岐にわたる内容で、ものすごく濃厚。農耕、狩猟、採集とはなんぞ、ということを勉強できる一冊。
完全に農耕だけに頼る文化はいまだかつてこの世に存在していない、というのは普段あまり考えたことなかったから、目から鱗だった。
あと、終章で和食がユネスコの無形文化遺産になったことに触れつつ「和食の再認識は、じつは日本の風土の再認識でなければならない」と指摘している。まさにその通りだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示