植物のいのち-からだを守り、子孫につなぐ驚きのしくみ (中公新書 2644)

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  • 中央公論新社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121026446

作品紹介・あらすじ

森の中で巨樹を伐る。轟音を立てて倒れ、まるで死んだように見える。だがしばらくすると切り株から小さな芽が生まれている。死んだと思った木は生きていたのだろうか? 植物の「いのち」は、わたしたち動物のそれとはずいぶん違って見える。動かず、しゃべらず、食べない。一方で、栄養を自分で作る、体の一部が失われても復活するなど、動物には真似できない能力も持つ。ユニークな「いのち」の形としくみをやさしく解説。

感想・レビュー・書評

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  • 最近、植物が気になるので読んでみました。
    基礎知識を丁寧に伝えてくれている。

  • 植物達の脅威的な生きる力に、
    いつも感動させられる!

    「植物のいのち」 
    田中修著 中公新書
    成熟したリンゴからは、エチレンという気体が放出される。
    エチレンが空気中にわずか八万分の一という低い濃度で含まれるだけで、ツボミは開かず、花はしおれることが知られている。
    「拡散」
    昼と夜の長さに反応する性質は、「光周性」
    「越冬芽」
    植物が、一定期間、寒さを体感することで、花を咲かせるようになる性質を「春化(バーなりゼーション」
    葉っぱの中の水分に糖が多く含まれるほど、葉っぱの凍る温度が低くなる。「凝固点降下」
    抗酸化物質の代表は、ビタミンCとビタミンEです。
    花や果実の色素は、抗酸化物質。その一つがアントシ二アン
    「アク(灰汁)」 シュウ酸カルシウムの「針状結晶」 パイナふぃとんップルやキゥーイなども。
    フィトンチッド、ファイトアレキシン、アレロパシー物質などはあ、そのために植物が身に着けている物質。
    植物の葉や幹から放出される香りは、フィトンチッドと呼ばれます。「フィトン」とはギリシャ語で「植物」を指し、「チッド」は、ラテン語で「殺す」という意味です。つまり、
    フィトンチッド」は、植物がカビや病原菌を遠ざけたり、退治しtがり、繁殖を抑えるための香りです。
    「頂芽優勢」
    「ロゼットrosette)
    「両性花」
    「雌雄異熟」
    「精細胞」
    「自家不和合性」
    「閉鎖花」
    「有性生殖」「無性生殖」
    人間の体は約37兆2千億個の細胞からできている

  • 東2法経図・6F開架:B1/5/2644/K

  • 私たち動物とずいぶん違う植物の生き方。自給自足し、少しぐらいちぎれても復活する。たくましい“いのち”を支えているものとは?

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著者プロフィール

1946年 群馬県生まれ
1976年 九州大学大学院博士課程修了(農業経済)、農学博士
1976年 群馬県勤務、県農業試験場研究員、県農業試験場農業経営課長、
県農林大学校農林学部長、県環境保全課長、県第一課長(企画課)、
県農政課長、県民局長、県理事兼農業局長を経て、2007年3月退職

「2018年 『老農船津伝次平の農法変革論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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