大塩平八郎の乱-幕府を震撼させた武装蜂起の真相 (中公新書 2730)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121027306

作品紹介・あらすじ

江戸後期の大坂で、「救民」を掲げて敢然と立ち上がった男がいた。近年発見の史料もふまえ、幕府を震撼させた反乱の全容に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 【書評】 『大塩平八郎の乱 幕府を震撼させた武装蜂起の真相』 藪田 貫 - キリスト新聞社ホームページ
    http://www.kirishin.com/book/60095/

    大塩平八郎の乱 -藪田貫 著|新書|中央公論新社
    https://www.chuko.co.jp/shinsho/2022/12/102730.html

  • 近年の中公新書の日本史ジャンルのクオリティにはいつも驚かされる。今回は大塩平八郎の乱。元与力はなぜ乱に至ったのか。大石の生涯と私塾の門弟たちなど多角的な視点から浮かび上がる真相。

  • 大塩平八郎の生涯と乱に至る流れがよくわかった

  • 歴史の時間に習った「大塩平八郎の乱」。本書でも触れられてる通り、乱自体は短期間に終了してしまっているが「幕府体制を揺るがす事件」として歴史に名を残している。その割にはドラマや映画などで取り上げられたのを見た記憶がかない。

    最初に小学生の頃習ったときの印象は「貧しい民のために立ち上がったヒーロー」だったが、やはりそんな単純な図式ではなかったようだ。本書でも各種文献から大塩平八郎像が浮かび上がるが、「どの立場で見るか」で人物像も変わる。

    たぶん、幕府体制の中では特に有名人でもなかったことで正確な記録が残っていなかったのだろう。

    とは言え、古文が多く話しもあちこちに飛び火するのでなかなかに読みづらく、「大塩平八郎像」を掴みづらかったというのが個人的な印象。

  • 【請求記号:210.5 ヤ】

  • 大塩平八郎の乱はなぜ起こったのか。大塩の真意は何だったのか。庶民から世直しのシンボルとして、慕われ続けたのは何故か。さまざまな資料を元に、事件の全容に迫る力作。

  • 東2法経図・6F開架:B1/5/2730/K

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著者プロフィール

関西大学文学部教授・同大学大阪都市遺産研究センター長/1971年大阪大学文学部卒業、同大学院修士課程・同大学助手・京都橘女子大学を経て1990年関西大学に教授として着任。専門は日本史、特に江戸時代(近世)の社会史・女性史。泊園記念会会長。主な著書に『男と女の近世史』『武士の町大坂』など。

「2015年 『「大阪の学校」草創期を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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